予備知識なしに、この書き文字を初めて見た時、いったい何だろうと首をひねった。
それでも、字を文字通り じーっと見つめていると何か思いが伝わってくる感じがする。
だいぶたってから、ようやく夢の中に「ありがとう」があることに気がついた。(ニブい……)
「文字職人」を自称する杉浦誠司さん(1976年、岐阜県生まれ)の作品。昨年末に単行本『夢・ありがとう』(サンマーク出版)を刊行して話題となり、今発売中の健康誌『安心』(マキノ出版)11月号にもカラーグラフで作品が紹介されている。
「僕は書道家ではありません。これまで書道は習ったことはありませんでした。(中略) いうなら、『文字職人』でしょう。だって、作品を見てください。学校の書道のテストでこれを書いたら、間違いなく0点ですよ。(笑) 僕はこの作品を『めっせー字』と呼んでいます。一期一会から学んだ感動を、僕なりのメッセージとして伝えたい。そんな気持ちを、僕の名前“誠司”(せいじ)にかけました。」(『安心』11月号)
3年前、最初に書いた作品が「夢(ありがとう)」。それまで家電量販店の店員や塾講師、ドラッグストア店長などさまざまな職を転々とし、仕事でも家庭面でも最もつらいことが重なった保険セールスマン時代に「めっせー字」を書き始めた。
「夢うつつになったときのこと。『夢』という漢字と、『ありがとう』というひらがなが頭の中で、まるでフラッシュバックのように浮かんできました。(中略) 翌朝……。あの朝のことを僕は一生忘れないでしょう。ぼーっとした目で、メモ用紙に書かれたふたつの文字をながめているうちに、『ありがとう』でできた『夢』という字が完成してしまったのです。自分でも驚きましたが、今まで味わったこともないくらいに、『これだ!』という確信に近い思いがふつふつと湧いてきたのでした。」(『夢・ありがとう』)
次々と出来上がる「めっせー字」を友人に見せると「おもしろい!すごい!」と絶賛され、口コミで広がり、2007年秋には地元で初の個展を開くまでに。人間、どこから道が拓けるか、わからないものである。
感化されやすいワシ、すぐマネしてみた。
自分にとって最も思い入れの強い漢字、といえば当然、「走」。
そのめっせー字は?
じっと見つめるうちに自然と脳裡に浮かんだのは「しあわせ」。
走れる幸せに感謝をこめて、しあわせを「走」のかたちになんとか書き上げ自己満足のオヤジであった。
⇒杉浦誠司さん公式HP
日曜に「いすみハーフ」を走った以降は台風と諸事情が重なり、今週はまったく走れず室内補強のみ。明日からの3連休で、1週間後に迫った高島平20kmに向けて少しは上昇していきたいもの。
★オヤジの心を癒す昭和の歌 ⑧
高校時代のワシがしびれた熱唱がこの歌。英語の歌詞なので意味はあまりよくわからなかったけれど、熱い思いは胸に響いた。
♪メリージェーン (つのだ ひろ)
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書道家ではなく文字職人という新しいジャンルを開拓された杉浦さんをこれからも応援していきたいと思います。
『上手に書こう』から『想いを伝える』この職人さんのご活躍を願いつつ・・
俺も『夢』『ありがとう』と心から感謝できる日が来ることを信じて精進していきたいと思います。
貴重な『めっせー字』ありがとうございました。
タケルさん、良い練習ができてるようで何よりです。東京マラソンも最高の思い出に残る走りを!
※残念ながら私、高島平欠場です。右足故障でkm5分でも走れず、残念無念。これまで熱烈応援していただいてきた大会なので、今回は応援で頑張ります。