牛乳の消費量が落ち込んで生産過剰気味となり廃棄処分とのニュースを見て、元・酪農担当の農業誌記者(すでに20年以上も昔の話だが) としては複雑な心境。
生産者の方々には申し訳ないが、1年ほど前から私自身も牛乳をやめ、豆乳に切り替えているからだ。
もともと牛乳はあまり好きではなかったけれど、小学校の給食以来、「牛乳は体にとても良い」「カルシウムが豊富で骨が丈夫になる」と信じていたので、クスリと思って飲み続けてきた。
その「常識」を覆したのが、現在もベストセラーになっている『病気にならない生き方』(新谷弘実著 サンマーク出版)。
この中で著者は、40年にわたる胃腸内視鏡の専門医としての臨床経験から「日本の市販牛乳は、健康を阻害する食物」「牛乳を飲んでも体によいことは何もない」と断言。
ヨーグルトについても、「毎日ヨーグルトを食べているという人で、よい腸相の持ち主に会ったことがない」と効用を否定。
「アメリカ人の大半は毎日たくさんの牛乳を飲みますが、非常に多くの人が骨粗鬆症に悩まされています」として、これまでいわれてきた牛乳・乳製品の健康効果を全面的に否定している。
これに対して、全国牛乳普及協会などの業界団体からの反論は、今のところ出されていないようだ。
で、おとといも紹介した『文藝春秋』特別版(健康法の大特集) の中で、まさにこの問題に困惑し「どっちなの?」と疑問を呈しているのが作家・夏樹静子さん。
「牛乳の功罪は?]と題する記事で、こう書いている。
「今評判の本が出版されるよりずっと以前から、牛乳の害を力説し、自ら絶対口にせず、至って元気に過ごしている知識人を私は何人か知っている。
反対に、1リットルの紙パックの牛乳を毎日まるで水のように飲み、長年健康を保っている70代女性も身近にいる。
これがごく一部の人の嗜好品ででもあれば、個人の自由に任せておけばいいことなのだろうが、牛乳ではそう簡単にすまない気がする」
そうなんですよ。個人差とか、個人の趣味嗜好ということで片付けられない問題でしょう。
「牛乳は善か悪か?牛乳を飲むべきか、飲まざるべきか?迷っている人はきっと私だけではないだろう。専門の学者の方々に一度、牛乳の功罪について公開討論でもしてもらえないものだろうか。たとえ功罪相半ばするとしても、その両方をきちんと知りたい。どちらともわからずに不安でいるより、知った上で自ら選択するほうがいい」
まことに同感であると頷く、すでに豆乳に転向してしまったオヤジであった。
朝11km 1:08・20、心拍160。
夜、おんぶスクワット/素振り200回/腰割りなど。
そういえば、仙台在住の「べが」先輩からの速報(河北新報) によれば、来月にせまった仙台国際ハーフにケニアのヌデレバ選手と福士加代子選手が特別招待選手として出場するそう。なんとしても、ワシもスタートラインに立ちたい。
生産者の方々には申し訳ないが、1年ほど前から私自身も牛乳をやめ、豆乳に切り替えているからだ。
もともと牛乳はあまり好きではなかったけれど、小学校の給食以来、「牛乳は体にとても良い」「カルシウムが豊富で骨が丈夫になる」と信じていたので、クスリと思って飲み続けてきた。
その「常識」を覆したのが、現在もベストセラーになっている『病気にならない生き方』(新谷弘実著 サンマーク出版)。
この中で著者は、40年にわたる胃腸内視鏡の専門医としての臨床経験から「日本の市販牛乳は、健康を阻害する食物」「牛乳を飲んでも体によいことは何もない」と断言。
ヨーグルトについても、「毎日ヨーグルトを食べているという人で、よい腸相の持ち主に会ったことがない」と効用を否定。
「アメリカ人の大半は毎日たくさんの牛乳を飲みますが、非常に多くの人が骨粗鬆症に悩まされています」として、これまでいわれてきた牛乳・乳製品の健康効果を全面的に否定している。
これに対して、全国牛乳普及協会などの業界団体からの反論は、今のところ出されていないようだ。
で、おとといも紹介した『文藝春秋』特別版(健康法の大特集) の中で、まさにこの問題に困惑し「どっちなの?」と疑問を呈しているのが作家・夏樹静子さん。
「牛乳の功罪は?]と題する記事で、こう書いている。
「今評判の本が出版されるよりずっと以前から、牛乳の害を力説し、自ら絶対口にせず、至って元気に過ごしている知識人を私は何人か知っている。
反対に、1リットルの紙パックの牛乳を毎日まるで水のように飲み、長年健康を保っている70代女性も身近にいる。
これがごく一部の人の嗜好品ででもあれば、個人の自由に任せておけばいいことなのだろうが、牛乳ではそう簡単にすまない気がする」
そうなんですよ。個人差とか、個人の趣味嗜好ということで片付けられない問題でしょう。
「牛乳は善か悪か?牛乳を飲むべきか、飲まざるべきか?迷っている人はきっと私だけではないだろう。専門の学者の方々に一度、牛乳の功罪について公開討論でもしてもらえないものだろうか。たとえ功罪相半ばするとしても、その両方をきちんと知りたい。どちらともわからずに不安でいるより、知った上で自ら選択するほうがいい」
まことに同感であると頷く、すでに豆乳に転向してしまったオヤジであった。
朝11km 1:08・20、心拍160。
夜、おんぶスクワット/素振り200回/腰割りなど。
そういえば、仙台在住の「べが」先輩からの速報(河北新報) によれば、来月にせまった仙台国際ハーフにケニアのヌデレバ選手と福士加代子選手が特別招待選手として出場するそう。なんとしても、ワシもスタートラインに立ちたい。
一番上の子は乳の飲み方が下手で苦労しました。(女房が)。生まれた時が2680g、3ヶ月後も4kg弱でしたよ。女房がこだわったのは母乳。乳の出も多少人並み以下だったのかもしれませんが、産院の先生は「この子の舌は飲み方が下手だ」と生後3日くらいで言ってました。先生の一言は大きく、女房の母乳に対する自信は揺るぐことはなく、その後、なかなか大きくならない子に業を煮やして決断したのは、牛乳をサジでたすことでした。粉ミルクと哺乳ビンを嫌った決断のようでした。牛乳には本当に子どもが世話になりました。
私たち人は哺乳類ですから、母乳が必要な時期があるのでしょう。母乳でなければ、それに近いものが必要でしょうね。栄養としては。
ただ、大人になって母乳が必要かどうか、それに近い栄養が必要かどうかは分かりません。が、しっかり栄養を取れる環境にある(過カロリーかも)健常な日本人のほとんどにはあまり「健康」を声高に唱える特定の食物があるようには思えません。その時々の状態に適した食材が一番。
母乳にこだわってた女房の友人たちの間では、「いいオッパイは野菜と魚を食べて、牛は草を食べて牛乳を作るのよ」、ちょっとずれてるかもしれないが、当時20代の私は、なるほどと思ったものでした。
元ウォーカーさんと私とで10歳くらいの年齢差があり、地域の違いもあって、「牛乳信仰」のようなものが私には非常に強く植えつけられている気がします。
新谷ドクターの内視鏡医としての知見に基づく説は説得力があり、固定観念から私を解放してくれたわけです。
もちろん新谷氏も牛乳の効用は否定しても、牛乳好きな人が飲むのをやめろとまでは言ってません。
ただ、牛乳がきらいな子どもに無理やり飲ませるのはよくないと指摘しているにすぎません。
いずれにせよ、牛乳の多角的な検討・解明が一般人にもわかりやすくなされることを切望しております。