今年1月の大阪国際女子で、通算23回目のフルでヌデレバ選手に次ぐ2位となった木幡佳代子選手が、最近の自身の走りについて詳細に語っている。
(ムッス『「走る革命」突然、足が速くなる! vol.3』 MCプレス刊)
22歳で初フル(北海道)を2時間53分台で走って以来12年、2度目となる2時間25分台をマークし、30代半ばで「第2のピーク」を迎えつつある木幡選手。
2000年の大阪で自己ベストを出してからの低迷から脱出した最大の契機は技術的な進歩=フォームの改良にあると言う。
「私のポイントは、足の接地と、その時の骨盤の位置なんです。接地した瞬間に、骨盤が接地点の真上にちゃんと乗っているかどうか。
以前は、一歩一歩、足が後ろに残っていくような感じだった。
今は、足を下に『落とす』感じ。落として接地すると、その反動で、また足が上がる。
『蹴る』のではなく、足を『落とす』だけの力で、前に進む感じです」
マラソンで走っている時の足は、意識的に動かすものではなく、上げて落とすだけ。
そうすると、力を使わずに、自動的に前に進んでいくのだと。
「接地の時、骨盤が接地点の真上に乗っていないと、『よいしょ』と足を前に持っていかないといけなくなる。
昔は、接地のしかたとか、あまり意識してなくて、踵から接地して、接地してる時間が長い感じでした。
今は、足の裏を上から下に、まっすぐ『置きたい』んですよ。そう考えるようになったら、ここ2~3年、楽に走れるようになってきましたね」
ふむふむ。そうだったのか。ナンバ走りにも相通ずるような体感的解析である。
大阪後の3月初め、静岡駿府マラソンのハーフに参加した終盤に、ゲストランナーとして10kmを軽くジョグで走った木幡選手 (それでもワシの全力より速い) に抜かれた。あの軽やかな走りは、自動足置き前進だったわけだ。
朝8km 42・37、心拍173。うち5kmをほぼ全力で行ってみたものの、21・57がやっと。
「仙台」まで2週間。あと1分は縮めたいところだが……。
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脚の具合は、まだ完全とはいかないみたいですねぇ。
ぼくの四月は、まさに、「膝から下をまっすぐに降ろす」フォームに取り組んでました。
着地で強すぎるくらいの真下への蹴りがなくなり、
ピッチ走法の回転も、かなり軽くなった感じです。
今回のGWのゆりかもめ70kmで確認したいのは、タイムより
どれくらい疲れにくい走りになったかどうか。
以前、ご教示いただいたとおり、グリコーゲン保持のため、
明日、10kmのレースに出た後は、水曜のレースまで完全休養にしてみます。
ついに70km行きますか。フォームもさらに改良を加えられたご様子。しっかりグリコーゲン貯めて、見事走りきってくださいね。