先日「アニメ夜話スペシャル・あしたのジョー特集」について当ブログで触れた時、「テレビ版はほとんど見ていない。特に後半(2)は」と書いたら、同好の士・D-01さんから「TV版ジョー2」全編DVDをご提供いただいた。誠にありがたいかぎり。感謝あるのみ。
早速、新小5息子と夢中で見ているオヤジである。
1980年放映作品というから、ワシはすでに25歳。月刊誌記者として毎月〆切に追われていた頃で、テレビでやっていたことさえ知らなかった。
力石との宿命の一戦が壮絶な結末を迎えた後、放浪していたジョーが再び泪橋に戻り、リングに復帰するところから第2幕が始まる。
それは、テンプルにパンチが打てなくなったジョーの、力石の亡霊との凄絶な闘いの始まりでもあった。
無理やり相手のテンプルへのパンチを放つと、身体が激しく拒否反応を起こし、リングで吐いて苦しむジョー。その際限なき繰り返し……。
原作マンガを描いたちばてつやさんは、「打っては吐く、吐いては打つ。そんな場面を繰り返し繰り返し描いているうちに、胃がおかしくなっちゃいました」と振り返っている。ホントに十二指腸潰瘍で入院し、しばらく連載を休まざるをえなかったそう。マンガを描くほうも壮絶な闘いである。
というわけで、それほどに壮絶な闘いではないけれど、焼津ハーフでの「敗戦」にまだ凹んでいたオヤジもようやく立ち上がる気力が湧いてきた。(実に単純)
朝、走休。ステップ運動30分、心拍98。
夜、「ジョー」に刺激されてしばらくぶりで息子と新聞パンチ!
早速、新小5息子と夢中で見ているオヤジである。
1980年放映作品というから、ワシはすでに25歳。月刊誌記者として毎月〆切に追われていた頃で、テレビでやっていたことさえ知らなかった。
力石との宿命の一戦が壮絶な結末を迎えた後、放浪していたジョーが再び泪橋に戻り、リングに復帰するところから第2幕が始まる。
それは、テンプルにパンチが打てなくなったジョーの、力石の亡霊との凄絶な闘いの始まりでもあった。
無理やり相手のテンプルへのパンチを放つと、身体が激しく拒否反応を起こし、リングで吐いて苦しむジョー。その際限なき繰り返し……。
原作マンガを描いたちばてつやさんは、「打っては吐く、吐いては打つ。そんな場面を繰り返し繰り返し描いているうちに、胃がおかしくなっちゃいました」と振り返っている。ホントに十二指腸潰瘍で入院し、しばらく連載を休まざるをえなかったそう。マンガを描くほうも壮絶な闘いである。
というわけで、それほどに壮絶な闘いではないけれど、焼津ハーフでの「敗戦」にまだ凹んでいたオヤジもようやく立ち上がる気力が湧いてきた。(実に単純)
朝、走休。ステップ運動30分、心拍98。
夜、「ジョー」に刺激されてしばらくぶりで息子と新聞パンチ!
「2」は絵が格段に綺麗になっていますよね。
20年以上前の作品とはいえ完成された絵なので、今の肥えた眼で見ても見応えがあります。
自分、「ジョー」を手掛けた監督さん、大好きなんですよ。
出崎統さんといって、「エースをねらえ!」や「ベルサイユのばら」、「ガンバの冒険」「コブラ」「ブラックジャック(OVA)」「ルパン三世(テレビスペシャル)」などを手掛け、今でも現役で活躍している人です。
(最近だと劇場版「ハム太郎」とか)
ちなみに毎回の絵コンテにクレジットされている「さきまくら」という人は監督のペンネーム。
(毎週1本のテレビアニメを1人でコンテ切るというのは物凄いことなのです)
その特徴的な演出は多くのファンを惹き付けて止みません。
劇画調の止め絵や、分割画面での進行、3連続のパン振り、飛び立つ鳥の群れに、光るゲロ等々……。
他の作品も同じ演出法で描いていますので、「ハム太郎」とかもそういった視点で見ると面白いですよ♪
この「テレビ版2」は初めて見ましたが、例の止め絵シーンで、「あれ、このタッチ、どこかで見覚えが~」と思ったら、息子たちと熱心に見た「ガンバの冒険」でした。
今では当たり前のようになっている止め絵手法ですけれど、あれは絵のクオリティ自体が高くないと効果が出ませんね。
出崎監督のことは、先日のアニメ夜話SPでの、ちばてつやさんとの対談で初めて知りました。
原作漫画家が「ボクよりも、ジョーのことをよく知ってる」と感嘆するほど、鋭い考察を随所で披瀝しておられました。
今週は、息子とジョー漬けになりそうです。
みんなで食べたいと思います!
出崎監督は原作を独自の解釈で再構築する「原作クラッシャー」としても知られています。「ジョー」もけっこう変えているみたいです。
「ガンバ」のときも大胆な変更を行なっていますね。原作では主要キャラが15匹だったのを7匹に集約させたりしていますね。
原作と、かなり異なる展開が随所にありますね。ホセ戦に至るまでは、TVオリジナルもだいぶ入ってますし。
小説を読んで感動した映画監督が、原作から羽ばたいて独自の映画作品に仕上げるのと同様でしょうか。
それだけ、出崎監督はジョーの物語にどっぷりと深く浸っていたんでしょうね。
こちらの父と子もどっぷりジョー漬けです。