2日続いたサッカー準決勝観戦も終わり、けさこそはと芝生広場のある公園へ。
水場まで行き、シューズを犬に持っていかれないよう上に置く。2回目の裸足走。
30分のつもりで初回同様、最初のうちはこわごわと。
走っているうちに心身ともにほぐれてきて、だんだん愉快になってくる。
以前読んだ武術書だと思うが、「足の裏には目がある」 (ウオノメはないほうがよい。オヤジギャグ) 「その目を閉じたり開いたりして五感を味わう」という趣旨の記述があったのを思い出しながら、味わって走る。
朝露に濡れた草の感触が心地よい。
所属させていただいている刀水ACのFコーチに、裸足走について尋ねたところ、「安全な環境で実施できるのであれば推奨する」とのこと。
「ケニアなどでは子どもの頃から日常的に裸足で走っているから、自然に衝撃吸収できるフォームが身につく。足底も鍛えられる。日本では、もう生まれたときから過保護。同様に、日本に来たケニア留学生も、シューズを履いて練習しているうちに、足の機能はどんどん退化してしまうので、地下足袋をはかせたりしている例もあるようだ」
Fコーチのおつれあいはフル2時間42分台の高速女子ランナー。速いペースのロング走の後に芝生を裸足でジョグすると心地よく回復が早いそうだ。
「足裏全体で地面をとらえる感覚、とくに拇指球でしっかりと押す意識を持つには、芝生などやわらかい路面を裸足で走るのはとてもよい」とFコーチは語っている。
30分のつもりでおそるおそる走り出したのに、感触が心地よく、おもしろくなってきて、結局50分走ってしまった。
急いで足を洗い、シューズを履いて帰路に。走り出しの感覚がなんともヘン。
包帯をして高下駄を履いているみたいな、地面からひどく遠ざけられたような。
計、約15km 90分の朝ラン、心拍130。
夜、新聞突き破りなど定番トレ。