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札幌・円山生活日記

茅の輪くぐりとリスたちと。~北海道神宮&円山公園~

「円山」の街の魅力を高める自然溢れる「円山公園」。札幌を代表する桜の名所であり天然記念物の原始林では頻繁に野生のリスに出会えます。また花見や初詣で賑わう北海道の総鎮守「北海道神宮」は道内最強のパワースポット。現在「夏越の大祓」に合わせ神門前に「茅の輪」が設置されています。 

今日は「北海道神宮」で「茅の輪くぐり」です。「北海道神宮」では6月30日(木)の「夏越の大祓」に合わせて本日より7月6日(水)まで神門前に「茅の輪」が設置されています。折角の機会ですので次の半年を気持ち良く過ごすべく「祓い清め」お詣りして参りました。また先週末には「北黄金貝塚とえこりん村等をめぐるバスツアー」と「幌見峠のラベンダーの下見」に出かけた関係で出来なかった恒例の「円山公園」から「北海道神宮」への散策を少し遅れで周ってきました。今日も各所でたくさんの野生リスに出会えました。


先ずは「北海道神宮」で「茅の輪くぐり」です。「第二鳥居」から境内に入ります。

参道を進むと「神門」前には「茅の輪」が設置されています。「茅の輪くぐり」は日本の神道儀式の祓の1つ「大祓(おおはらえ、おおはらい)」中での神事(神に関わる儀式)で毎年6月30日(「夏越の祓」)と12月31日(「年越の祓」)に行われるのが恒例です。
くぐり方の図解。(1回目)茅の輪をくぐり左に回ります、(2回目)正面に戻り茅の輪を再度くぐり右に回ります、(3回目)正面に戻り茅の輪をもう一度くぐりそのまま進みます。1回分少ないような気がしますが神社の指示通りに行うのが作法だそうです。
神門前の立派な「茅の輪」の横に更に表示があります。

『水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命のぶといふなり・・』(みなづきのなごしの はらえするひとは ちとせのいのちのぶというなり・・)という和歌が掲げられています。『水無月(六月)の夏越の祓をする人は、寿命が千年伸びるといわれている』との意味で「茅の輪」を周る際の唱え詞(となえことば)のようです。

先ず一礼して「茅の輪」をくぐり『水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延ぶといふなり』と唱え・・。 

神門を超えて左側に回り正面に戻ります。

正面に戻り一礼をして再度「茅の輪」をくぐり『思ふこと みな尽きねとて麻の葉を 切りに切りても祓ひつるかな 』と唱え・・。

右側からもう一度正面に戻り一礼して『千早振る 神の御前に祓ひせば 祈れることの叶はぬはなし』と唱え「茅の輪」をくぐり直進し拝殿に向かうのが北海道神宮の作法のようです。正直唱え詞を覚えるのは大変です。作法が少し違ってもお祓いする気持ちが大事と思って周ります。


拝殿に進み二礼二拍手一礼で拝礼します。参道は改装工事とのことでした。


30日(木)15時よりの「夏越の大祓・家内安全祈願祭」は神職のみで執り行い一般の参列は遠慮するようにとのことです。


「大祓人形」の祈祷はこちらで受付ています。
「大祓人形」です。作法は封筒に書かれていますが、基本は人形に自分の名前と年齢を書き自分の代わりに清めてもらうというものです 。


「茅の輪くぐり」を終え神宮茶屋へ。
この裏の杜の木がエゾリス・スポットなのですがかなりしばらくエゾリスに出会えませんでした。「今日もいないかな・・」と思って近づくと・・。
ほぼ定位置にエゾリスがいました。お久しぶりです!
定位置下の小さな樹洞のエサが少なくなっているのか地面で餌を探しに動き周っていました。


「第二鳥居」から一旦境内外へ出て「円山公園」の「包丁塚」あたりへ。 「包丁塚」周囲の紫陽花も背丈が伸びてきました。
我が家近くの路地の紫陽花は咲き始めていますがここは日当たりが悪いからでしょうか、開花が見られたのはほんの僅かでした。今後を楽しみにします。

神宮境内を経由して「円山公園」へ散策に向かいます。

先ずは「八十八ヶ所口」の井戸の右脇から「円山川」に沿った自然歩道を歩きシマリススポットへ。
まずは手前のカツラの巨木。写真愛好家が誰もいないのでリスはいないのかと思っていたら木の上に小さな姿を発見。
頬袋に餌を詰め込んだシマリスです。

奥のカツラの巨木にもいました。
こちらのシマリスは活発に位置を変え餌を探します。
地面に降りて・・。
エサを探しています。
何か木の実を見付けたようです。
再度木の上に上り窪みに溜まった水を飲んでいるようです。
エサ探し後の一杯は美味い!と言ったかどうか・・。この後、斜面の上の方に消えていきました。

「円山川」沿いを動物園の方向に歩いているとベンチのある休憩スペース前に写真愛好家の皆さんがいました。
こちらにもシマリスがいたようです。シマリスの活動範囲も広くなったような気がします。

そして散策は「坂下野球場」のレフト方向の「逓信従業員殉職碑」裏あたりの自然林へ。
この界隈では最近頻繁にエゾリスを見かけます。
今日も木の上で食事中でした。

暫くしてこちらに気が付いたのか木の上に登っていきました。

この後さらに奥の「北海道鉄道殉職碑」近くにいくと木の上のカラスが威嚇するように大きな声で鳴きます。あっと思うとカラスに襲われました。頭の近くをヒュン・ヒュンとカラスが飛び2度ほど頭を蹴られました。腕を真上に上げると良いと聞いたことがあるので手を上げて「北海道方面委員慰霊碑」あたりまで逃げました。子育て中だったのでしょうか。今後しばらく要注意です。


「逓信従業員殉職碑」近くの「坂下野球場」。カラスもここまでは追ってきません。ほっと一安心で帰路につきました。

今日は色々とあった散策でした。「茅の輪くぐり」で穢れを祓い身を清めたつもりだったのですが、その帰路にカラスに襲われるとは!でも怪我がなかったのは無病息災の願いのおかげだったのでしょうか。気持ちが良くないで小雨の中でしたが午後にもう一度「茅の輪」をくぐってきました。平穏無事で平和に暮らせることを祈念しました。また引き続き元気な《エゾリス》や《シマリス》に出会えると嬉しいです。もちろんカラスには気を付けます。ありがとうございました。
 
 「北海道神宮」
札幌市中央区宮ヶ丘474 011-611-0261(北海道神宮社務所)
開門時間 夏期 6時〜17時 冬期 7時〜16時
※期間により異なる ※正月期間は別途 拝観料無料
祈祷時間 4月1日~10月31日 午前9時から午後5時まで
     11月1日~2月末日 午前9時から午後4時まで
     3月1日~3月31日 午前9時から午後5時まで
http://www.hokkaidojingu.or.jp/

「円山公園」
札幌市中央区宮ヶ丘他 011‐621-0453(公園管理事務所) 
(2022.6.28訪問)

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