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札幌・円山生活日記

札幌軟石の蔵を利用した隠れ家カフェ・レストラン~「のや2nd(セカンド)」~

本日は地下鉄東豊線「東区役所前駅」近くにある「のや2nd」です。1941年建築の種苗店の倉庫だった札幌軟石造りの建物を改装した歴史感じる空間でいただく自家焙煎珈琲や創作料理で人気とか。妻がヘアサロンで店紹介の記事を読んで初訪問です。 

地下鉄「東区役所前駅」を出て「北13条・北郷通」を西へ5分ほど歩くと道路わきにCoffee&Restaurant「のや」(入口迄35M)の看板が見えてきます。

その奥にある民家は大家さんである佐藤さんのご自宅です。お店ではありません。

実はその奥にあるのが札幌軟石の蔵を利用したレトロなカフェ・レストラン「のや2nd(セカンド)」です。何でこんなところに店があるの・・との疑問にメニューに書かれた「ごあいさつ」が答えてくれます。

「のや」はJR函館本線「苗穂駅」前で同じく札幌軟石の蔵を利用した店舗で1985年創業。歴史的建造物を 「活用することで保存する」と営業を続けてきたものの周辺の再開発で立ち退き。移転先を探していたところ「佐藤種苗店」の倉庫として1941年に建てられた札幌軟石の石蔵を自宅庭に所有する大家さんと出会い1年3ヵ月に及ぶ工事期間を経て再開店の運びとなったとのことです。
ただ通りに面していないこの立地にずいぶん悩んだとのことですが・・中国では狭い入り口から入り、中が広がっている事は縁起が良いと言われていると知り借りることにしたそうです。
このため店の入り口は大家さん宅の軒下を通って35Mも奥にあります。途中にあるガラス玉の表示を見て更に奥へ行くと・・。
漸くたどり着く札幌軟石の建物と入り口です。
白い木の扉を開けるとレトロな置物や看板類。
「台秤」と「木製の秤」は「佐藤種苗店」で使われていたものだそうです。
少し堀り下げたところある内扉。右側には本日のランチやスイーツのメニュー。
そして左側には石蔵の中で開催される多彩なアーティストのライブのチラシが貼られています。
扉を開けると・・隠れ家のような場所に忽然と姿を現した素敵な空間です。外から石蔵を見た時よりも天井が高く広く感じます。1年3ヵ月に及ぶ工事期間中に理想の空間を創り上げるために床を掘り下げて2階を作るなど試行錯誤を重ねたとか。

2階席下のカウンターと厨房。
2階席への階段。当日は開店時刻(11時)早々に1番乗りで入店したので店の方から「2階席のお好きな場所へどうぞ。ぐるりと見て回って下さい」と案内もいただきました。
2階にあがったすぐの札幌軟石を背にした小さなテーブル席。栗山町の古民家の古材を使用したという柱などの木材部分とマッチし落ち着きそうです。
2階の一番奥には子ども連れ優先の昭和レトロな雰囲気の小上がり。中央のテーブルは北海道のお歳暮の定番「新巻鮭(あらまきさけ)」の使用済み木箱に惚れ込んだクラフト「ARAMAKI」の手によるものとか。

こちらの札幌軟石と木材の組み合わせも見どころです。
小上がりから見た2階席。
ご店主が高校生のときから集めてきたという映画のポスターが貼られたカウンター席。
そしてサッポロビールの古道具を使ったテーブル席です。
吹き抜け部分の札幌軟石の壁には古いアルトホルンが飾られ1階フロア中央にはライブで使用されるグランドピアノが置かれています。何ともこの空間を眺めているだけでも楽しめます。 
とは言えランチタイムなのでメニューを拝見。
平日のランチタイムは「日替わりランチプレート」とドリアなど5種類のみとのこと。旧「のや」では食事メニューの豊富さが特徴の一つだったものの現店舗の厨房スペースの関係でメニューを縮小せざるを得なかったとか。

ただランチタイムでもデザート類は注文可能です。

ちなみに14時以降(土日は11時から)の提供メニューはこちら。
「セイロン風ドリアセット」(税込み1,250円)。スープ、サラダ、ドリンク付きです。
「セイロン風ドリア」は優しいカレー風味のホワイトクリームドリアです。
「日替わりランチプレート」(同1,350円)のメインは「チキンステーキ」。こちらもスープ、サラダ、ドリンク付きです。
「チキンステーキ」は味噌漬けチキンにもろみソース。こちらも優しい味わいです。周囲の注文を見ていると多くの客が「日替わりランチプレート」を注文していました。
折角ですのでデザートには本日のケーキ「紅茶とハチミツのバターケーキ」(同650円)と定番の「十勝パフェ」(同1,000円)。セットのドリンクは+100円の「カフェラテ」です。
「十勝パフェ」はたっぷりのバニラアイスクリームの下に餡子、南瓜餡、クリームチーズ、コーンフレークなどが入り、甘納豆、杏子、練乳などがトッピングされた和風スイーツ。バニラアイスがボリュームでした。

旧「のや」時代からの生え抜きスタッフという焙煎士とバリスタが淹れた「カフェラテ」とともに美味しくいただきました。ご馳走さまです。
裏側から見た「のや2nd」の石蔵。上部の窓が小上がりスペースです。

「のや2nd」
住所:札幌市東区北12条東5丁目1-17
TEL:011-797-8728(予約不可)
アクセス:地下鉄東区役所前駅3番出口より約6分
営業時間:11:00〜20:00 L.O.19:30
(ランチ〜L.O.14:00 ※日曜・祝日を除く)
定休日:火・水曜
席数:42席(禁煙)
(2025.3.25)

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