北Qえれじー ~ 国分寺 編 ~ by Akira Io

写真家・ロシア語通訳あきらの日記。
南インド古典音楽の聖地チェンナイより帰国し、現在は国分寺に居住!

ザキール・フセイン in チェンナイ!

2009年02月22日 04時02分58秒 | 井生 明 撮影イベント
やっほー。
本日はウチから歩いて5分足らずのミュージック・アカデミーにザキール・フセインがやって来ましたぁ。
で、今回は会場二階バルコニーの一番奥からの撮影。
遠すぎるので撮影よりは、ライブを楽しむ方が主となりましたが・・(笑)
面子は、マンドリンのシュリニヴァス、パーカッションのシヴァマニ、
イタリア人ベーシストのドミニク・ディ・ピアッツァ、キーボードのステファン・デヴァッシー。
こういったイベントモノにしては珍しくリハーサルもちゃんとやっていたので、
しっかり楽しめました。
それが証拠に予定の開演時間近くまでリハの音が聞こえていたので、
南にしては珍しく一時間遅れでスタート。




シヴァマニはスネア・バスドラ・タム・金物類に加え数多くの小物パーカッションも用意したフル装備。
ベースのドミニクとしっかりボトムを支え、その上でシュリニヴァスとザキールが超絶プレイを繰り広げるといった、
安心して観られる構造になっていたのがグッド!





もちろんシヴァマニのソロもあり。
いつものようにスプーンを使うだけでなく、今日はスーツケースも叩いていました(笑)。





ドミニクのソロはちょっと短めだったので、もっと観たかったなぁー。
なんつったて、マクラフリン、トリロク・グルトゥとのトリオ経験者。
バカテクを見せる事が出来るけれども、あえてアンサンブルを考えて抑えた所が大人よね。
でも、ちょこちょことシュリニヴァスとの高速ユニゾンで魅せてくれましたが。





ザキールとシュリニヴァスのデュオでは、南インド古典音楽の曲をやっていました。
もちろんザキールのソロでも大盛り上がり。





ステファンのキーボードソロはハモンドの音から入ってきたので、
個人的に「おおおっ!」と感心。
やはりこの音を聞くとジョン・ロードを思い出すのはHR魂のなせる業でしょうか(笑)。
このまま「レイジー」が始まっちゃいそうなソロもインドの若者にも大うけ。
拍手喝采でした。
ザキールも喜んでます!
しかし、それ以外の部分でも意外と彼のプレイは利いていて、
こういった南インドの古典音楽ではないコンサートではちょっとだれてしまいがちなシュリニヴァスのソロにも、
さりげないセンスでアルペジオを入れたり、コードを薄く流したりと観客を飽きさせないように工夫していて、
実はワシとしては好感度高めでした。





と、あっという間に2時間余りセットは終了。
アンコールでは、「Raghupathi Raghava Rajaram」をさらりとやってくれました。
今日のコンサートはチャリティだったのですが、終了後このイベントについて一言と、主催者に請われたザキール。
「F・E・W・W・O・R・D・S!」と文字通り言ってました。
相変わらずお茶目ですね(笑)。
ライブ終了後には、「二度目のグラミー章受賞、おめでとうございます!」と声をかけて挨拶いたしました。
ミュージック・アカデミーの楽屋口は人が殺到して大わらわでしたが。


次は、久しぶりに古典でのザキールを観たいなぁ。
何時になるかはわからんが、楽しみにしとこ。

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