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社説1 温暖化防止会議、様子見でなく前進を(12/2) (日経)

2008-12-04 05:56:42 | ちょっと 『気になる』 はなし
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081201AS1K0100901122008.html

『オバマ次期政権はセクター別の積み上げ方式も基準年変更も採用の考えがないことを明確にした。オバマ次期政権は排出量取引導入でもEUに歩み寄っており、日本が腰の引けた交渉姿勢を早く改めなければ、国際的に孤立しかねない。

 欧米では温暖化防止をテコにした景気対策や産業強化策が目立つ。高い削減目標を掲げて社会や産業構造の転換を促す意図ははっきりしている。これが枠組み交渉の流れも決する。世界の動きは速い。日本が交渉はまだ半ばと悠長に構えていると、世界の潮流から取り残される。 』

この場合、日本の方針が世界の流れに対してどうか?ということになる。世界の指導者は、気候変動の問題が世界の主要問題のひとつであることを表明しており、そのために何が必要かを示している。ブッシュ政権はそれとは相反することを表明してきたが、それはそれで国の指導者としてのポリシーがあった。

日本はどうだろうか?日本の主張は官僚主導の言葉であり、国の指導者はこの問題に対して、何も関心を示していない。そのため日本の主張は終始、意味不明の表明となった。最近は首相の言動に対して、批判がある。首相の失言は失言でも何でもない。短い言葉の中に込められたものは、その人の心の状態を示している。その意味で、真実を語っていると言える。何も個人的に批判するつもりはない。政治家の言動は、いつも注目されるが、それが世間の常識と大きくかけ離れている。政治家の常識は世間の非常識と思えて仕方がない。

考えてみれば、我々はこのような人を選挙で選んでいることになり、政治家の非常識を非難しても仕方がない。選挙の時になるべく自分の考えと同じ人を選ぶ必要があるが、これが候補者の中にそのような人がいないことが悲しい。

いづれにしても、日本の常識は世界の非常識と思われている。気候変動の問題も日本人にその緊迫感がないのは、日本の恵まれた自然にあると言われている。日本には四季があり、温暖な気候に恵まれている。桜の開花が少し早まり、冬が少し暖かくなった。将来東京が沖縄くらいの気候になる。結構な事だと考えている。

世界に目を向けると、アフリカやオーストラリアでは大干ばつで、雨が降らない。砂漠化が進行している。ヒマラヤの氷河は年々減少して、その消滅は時間の問題だ。アメリカの穀倉地帯では雨が降らない。その反面台風は巨大化して、大洪水を起こす。海面上昇で国が沈没するところもある。日本も将来はその海岸線の姿が大きく変わる。東京や千葉の周辺では水没する地域も出てくる。
気候変動の問題を考えると世界の将来は暗い。日本も食糧の自給率は39%といわれている。日本人が1年間に使用する水と同じくらいの水を食料として輸入している。http://eco.goo.ne.jp/business/csr/ecologue/wave16.html

将来、気候変動の問題は、食糧問題や、経済問題、紛争の問題密接に関連していく。正直言って、日本は危機管理のできない国になりつつある。今のまま、食糧が輸入され、石油が輸入されるという前提に立って物事を考えて良いのか?環境問題は大した問題でないと考える人も多いが、実は環境問題は我々が生きてゆく基本的な問題であることを再認識する必要がある。
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