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自転車とひざ痛

2015-01-30 10:46:47 | シニアの暮らし-過去と今と
 今週から自転車のスピードが速くなった。ぐいぐいペダルを踏んでも心地よい。新しい自転車になったわけではない。
 じつは信号待ちから自転車をこぎ出した時、ひざを痛めた。それは2年前だった。自転車が古いから新しくしよう。ひざの負担が少ない電動自転車がいいのかな。
 ひざ痛は階段利用に支障をきたし、テニスは急な駆け出しはできなかった。ウォーキング速度も落ちた。ウォーキングマシンを購入したが、それも使えない。
 このままでは悔しい。整形外科にリハビリに通っているので、ついでに治療をすればよいのだ。足がままならないのはつらいし、加齢がいっそう暗い。

 ところがぼくはひざの痛みや足が不自由になりながらも「ひざの周辺の筋肉をつくる」というで、椅子に座って足上げる自己流のリハビリを開始したのだった。片足10回ずつ10セットだ。テレビを見ながらやるので苦にならない。この足上げでは左足を上げるのはスムースにいかない。
 左足は30歳代から車の運転でクラッチを踏むせいか、だるさが残っていた。左足をかばってあまり使っていなかったようだ。それが数年前から脊柱菅狭さくになったが、それの発症はあたかも予定されていたかのようだということもわかった。
 左足の上げ下ろしが右足同じようになるのには1年ぐらいかかった。その時点では日々の階段利用は右足をかばいながらの動作だった。自転車のペダルは急に踏まないようにし、スピードを控えて運転していた。

 それから半年ぐらいしたらひざの痛みが気にならなくなった。あるとき短パンでテニスをしていたら一緒になった40歳代の男性から「大腿筋がりっぱですね。鍛えていますか」といわれた。びっくりしてよく見たら筋肉がぽっこり出ているのを発見した。自分の体の変化にまったく気づいていなかったのだった。その頃テニスコートのホァに来たボールをダッシュで追い、返球していたことも気づいた。
 自己流で何気なくやっていることが、体の変化につながったことに驚いた。ひざの痛みが消え、階段も気にせず利用できるようになった。
 開始してから2年ぐらいになるが、歩く時足が早く出るのが分かってきた。そうしたら今週から自転車をこぐのが心地よく、足の力も入る。力を入れてこぐと腿(もも)の筋肉を使っている感じがわかる。
 自転車のスピードが増し、新しい自転車のように楽なのだ。スピードが50歳代ぐらいにもどったようだ。もうかなりの期間、10年以上になるだろうか歩行者に配慮したり対向車があれば減速して譲ったり、控えめに運転していた。今は少し自分のペールを回りに分かるぐらいの運転になった。暴走運転にならないようにするが。
 ひざは足にとって重要だが、高齢になって対処的でなく抜本的改善ができたことは、今後の暗さをひとつ消したことになった。それにしても自己流でリハビリが、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)の回復で喜びをもたらしてくれたのだった。
 じつはこの筋肉のことの知識はなかった。『人体絵本』(ポプラ社2000円)を参考にした。



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