赤の書が無性によみたくなった夜
プシュケのとんでいた昼を思い出す
なくなったともを思い
表面を焼かれ固まっていた砂糖を割った時
黄色い蝶々が頭上を
魂のように飛んでいったのだ
ともと最後にあった時も
表面を焼かれ固まっていた砂糖を割ったのを思い出す
ここにはいないがそこにはいるのだと
やわらかい魂はよろこんでいるのだと
そこにともにいるのだと
プシュケのとんでいた昼を思い出す
なくなったともを思い
表面を焼かれ固まっていた砂糖を割った時
黄色い蝶々が頭上を
魂のように飛んでいったのだ
ともと最後にあった時も
表面を焼かれ固まっていた砂糖を割ったのを思い出す
ここにはいないがそこにはいるのだと
やわらかい魂はよろこんでいるのだと
そこにともにいるのだと