毎日新聞 2010年3月10日
http://mainichi.jp/select/world/news/20100310ddm002010041000c.html
■藤田・民主国際局長:「9・11、テロリストの仕業か疑問」 米紙が非難
◇「奇怪すぎる」
【ワシントン古本陽荘】米ワシントン・ポスト紙は8日付の社説で、民主党の藤田幸久国際局長(参院議員)が、2001年の米同時多発テロ(9・11)を「壮大なでっち上げと考えている」と名指しで批判した。米政府内では藤田氏は外交分野で一定の影響力を持つ議員とみられており、鳩山政権にとって対米関係上の打撃になるのは必至だ。
社説は藤田氏へのインタビューを基にしたもの。この中で藤田氏は「(9・11は)本当にテロリストの仕業か疑問だ」と主張。さらに、「影の勢力が計画を事前に知り株式市場で利益を得た」との考えを示唆したという。
ポスト紙は藤田氏の考えを「奇怪すぎる」と非難。そのうえで、「鳩山政権と民主党内にいる反米主義者の見方に根付いたもの」として、藤田氏の個人的な考えとは言い切れないと分析している。
◇「事実歪曲」と反論
藤田氏は9日、「(今月3日に取材を受けた後の雑談で)不明なままになっている事件(9・11)の諸点を指摘した」にすぎないと反論するコメントを発表。社説は、藤田氏を参院外交防衛委員長であるかのように書くなど事実関係に誤りがあるとして、「事実を歪曲(わいきょく)した扇動的報道」と主張した。
◇首相「個人の見解」
鳩山由紀夫首相は9日、「藤田議員の個人的見解だ。党の見解でもないし、ましてや政府の見解でもない」と述べた。
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【私のコメント】
9.11事件を疑問視する声は早くから上がっていた。
出版界ではすでに多くの本が出ている。
それを見て何らかの反応を迫られて書いたのがこの記事だろう。
他の新聞社も同じ記事を掲載している。
しかしこれは、新聞社が『もみ消し』から『反論』に戦略を変更しただけである。
真実がどうなのかを追求する姿勢はそこにはない。
この事件にはとにかく疑問が多い。
その疑問1つ1つに答える姿勢を見せなければ、何も反論したことにはならないだろう。