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米上院が金融規制改革法案を可決

2010-05-21 17:55:50 | 国際金融

2010年 05月 21日 13:55 ロイター より
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK866163020100521


■ 米上院が金融規制改革法案を可決、上下両院の法案すり合わせが今後の焦点に

  [ワシントン 20日 ロイター] 米上院本会議は20日夜、1930年代以来の抜本的な金融規制改革法案を賛成59、反対39で可決した。

 上院での可決により、同法案は昨年12月に下院で承認された法案とのすり合わせが必要となる。
両院協議会での調整後、オバマ大統領の署名を経て法律として発効するのは来月になるとアナリストはみている。

 両法案には、11月の中間選挙を控えて有権者からウォール街に厳しいと見られたい議員らの提案が盛り込まれており、
今後、銀行業界の活動が制約され、収益が縮小する可能性がある。

 法案のすり合わせに向けた協議では、銀行のスワップ取引を制限する案などが争点となる見通し。

 金融規制改革を優先課題に掲げてきたオバマ大統領は最終法案について、
金融機関に責任を負わせるが自由市場を抑えつけるものではないとし、

「過去1年間、金融業界は広告に何百万ドルも費やし、大勢のロビイストを動員して繰り返し、この改革をやめさせようとしてきた。
そしてやめさせることができないと分かったとき、骨抜きにしようとした。
そうした試みが失敗したと言っても差支えないと思う」

と語った。

 <米株市場の急落>

 20日のニューヨーク株式市場では、ダウ工業株30種平均.DJIが3.60%急落した。
欧州の債務危機が世界の景気回復を鈍らせるとの懸念を受けたものだが、トレーダーは米国の金融改革をめぐる不透明感も背景にあったと指摘している。

 米下院金融委員会のフランク委員長はCNBCに対し、不透明感を軽減するために改革を早期にまとめ上げることが重要と語り、
オバマ大統領は7月4日よりかなり前に法案に署名する可能性があるとの見方を示した。

 フランク委員長は、上院民主党幹部への書簡の中で、金融機関の規制と銀行の取引制限に関する下院の特定の提案は、保持される必要があるとの見解を示した。

 書簡は民主党のリード上院院内総務と上院銀行委員会のドッド委員長に宛てたもので、ロイターが入手した。
下院と上院の協議ではフランク委員長に加え、両氏が重要な役割を担う見通し。

 ドッド委員長は声明で
「力強い法案を生み出すため、下院の同僚たちと協力し合うことを楽しみにしている」
と語った。

 上院の採決では、コリンズ議員、スノー議員、グラスリー議員、ブラウン議員の共和党議員4人が民主党議員とともに法案の支持に回った。
一方、民主党のカントウェル議員とファインゴールド議員の2人は法案に反対した。

 <ドッド上院銀行委員長は7月4日までの採決目指す>

 ドッド委員長は、最終的な法案を上院が7月4日までに可決できることを望んでいると語った。

 上院本会議での最終採決に至る土壇場の駆け引きで、論議の的となっていた2つの修正案が廃案となった。
1つは銀行がリスクの高い取引を行うこと規制する「ボルカー・ルール」の厳格化を求める案で、
もう1つは新設される消費者保護機関の監督対象から、ユーザー向けローンを自前で提供していない自動車ディーラーを除外する案。
共和党が自動車ディーラーに関する修正案を取り下げ、民主党のジェフ・マークリー議員とカール・レビン議員が共同提案したボルカー・ルールの厳格化に関する修正案の投票が行われないようにした。


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