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「4人の最高裁裁判官に×(バツ)を与える国民運動」 副島隆彦

2009-08-14 06:21:54 | Weblog

「1060」 来たる8月30日の衆院選と同時に行われる最高裁判所裁判官の国民審査で、「4人の最高裁裁判官に×(バツ)を与える国民運動」を行うことを提案します。
副島隆彦 2009.8.10


副島隆彦の学問道場 より
http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi

副島隆彦です。今日は、2009年8月10日です。
 前回の今日のぼやき「1058」番でお知らせしたとおり、現在、不当な裁判を次々に行い、「国家の暴走」の主要な要素となっている最高裁判所の裁判官たちの中で、私たちが特に問題があると考える、以下の4人の裁判官に対し、来たる8月30日の国民審査(衆議院選挙と同時に行われる)で、×(バツ)をあたえる運動  を始めたいと思います。

 名付けて、「4人の最高裁裁判官たちに国民審査で×(バツ)を与える国民運動」 です。

 ×(バツ)を「つける」のではなくて、国民が彼らに「罰(×、バツ)をあたえる」のです。 私たちが、今回 ×(バツ)を与えるべきだと考えるのは以下の4人です。

× 竹崎博允 (たけざきひろのぶ、2008年11月25日から最高裁長官、東京大学法学部卒 、裁判官出身)

× 那須弘平 (なすこうへい、東京大学法学部卒 、弁護士)

× 近藤崇晴 (こんどうたかはる、東京大学法学部卒 、裁判官)

× 竹内行夫 (たけうちゆきお、京都大学法学部卒 、外交官)

 以上の4人です。私たちのこの判断に、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。今回、国民審査を受けるのは9人の裁判官ですが、そのうちの4人に限定することに意味があると思います。

 そして、私たちのこの考えに賛同してくださる人は、、どうぞ、私たちのこのページを、ご自身のホームページやブログにどんどん 貼り付けて、公表してください。ひとりでも多くの日本国民に、この国民運動を知らせてください。よろしくお願いします。

副島隆彦拝



 公務員にもいろいろな種類がありますが、国会議員 ( 国民の代表たち、立法府を構成する) と 最高裁判所裁判官 (司法権の頂点の人たち)には、 私たち国民が、その信任や不信任を決める機会があります。 

 国会議員に対しては、ほぼ4年に一度行われる衆議院議員選挙と、6年に一度は必ず行われる参議院選挙で、行います。 立候補している候補者の中で自分が支持する政治家に投票してそれが集計されて当選者が選ばれて、それが国民の意思の表明になる。

 例えば、前の選挙で、自民党に投票した人でも、この4年間に衆議院議員(政治家たち)が行った活動を見て、「この人は、4年間、ろくな政治をやっていない」 と私たちが判断すれば、この時は別の候補者に投票する。 今回は、2005年以来、初めての総選挙です。 

 小泉首相、安倍首相、福田首相(すこしだけいい人だ)、麻生首相の4人の総理大臣が、次々と国民いじめの政治をやった思う人々が、今回は、民主党に票を投じるでしょう。 

 こういうことは、クロス・ボウティング cross voting といい、アメリカでは良くあることです。 いままでずっと、自民党を支持してきた地方のおじいちゃん・おばあちゃん でも、今回ばかりは自民党に入れないという人がたくさんいるようです。 戸別訪問にやってきた、自民党の重鎮クラスの政治家に向かって面と向かって、「今回はあんたは落選しなさい」と言い放っているという。

 だから、今回の総選挙では、民主党が圧勝というわけにはいかないだろうが、鳩山由紀夫が率い、我らが小沢一郎が選挙の総指揮をしている民主党が勝利し、政権交代が行われるだろう。だから、今回の選挙は大事な選挙ですから、学問道場の皆さんも是非投票所には行って、どの政党であれ、候補者であれ、自分の大切な一票を投じてください。

 そして、この8月30日の衆議院選挙の時に、国会議員を選ぶのとは別に、「最高裁判所裁判官の国民審査」があります。 普通の地方裁判所や高等裁判所の裁判官は一度選ばれれば、首になること(罷免、ひめん されること)はまずない。私生活で不祥事を起こした裁判官は、弾劾(だんがい impeachment インピーチメント )されることはある。しかし、罷免(ひめん、クビ) はない。

 最高裁判所の判事(はんじ。職名。官名では裁判官と言う)だけは、この国民審査の投票の結果、あまりにも「不信任(国民が×をつけた数」が多いと、罷免されます。具体的には、「投票者の過半数が×印をつけ罷免を可とした裁判官」 は罷免されます。このことは、最高裁判所裁判官国民審査法という法律で手続きが定められています。

最高裁判所裁判官国民審査法(昭和22年制定)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO136.html

 これまでの国民審査でクビになった裁判官はいません。しかし、不信任の数が多ければ、多いほど、今後、最高裁の裁判官が、あまりにもいい加減な判決をだすことを恥ずかしく思うようになるでしょう。

 これまでは国民審査というものに関して、マスコミ、大新聞・テレビは一切、注目してこなかった。だから、いかに権力べったりの裁判官であっても、一切、その判断が裁かれることはなかった。

 最高裁裁判官には、何種類かのパターンがあります。裁判官としての人生をずっと歩んできた、大学の法学部出の裁判官出身者 と それ以外の官庁で役人、高級官僚だった人もいるようです。 弁護士・検察官あがり、あるいは大学教授出身者もいます。 最高裁判事は15人います。

● × 竹崎博允

 (たけざきみつのぶ、2008年11月25日から長官、東京大学法学部卒 、裁判官出身)

藤田宙靖
 (ふじたときやす、 東京大学法学部卒 、大学教授出身)

甲斐中辰夫
(かいなかたつお、中央大学法学部卒 、検察官出身)

今井功
(いまいいさお、京都大学法学部卒 、裁判官出身)

中川了滋
(なかがわりょうじ、金沢大学法文学部卒 、弁護士出身)

堀籠幸男
  (ほりごめたつお、東京大学法学部卒、裁判官出身)

古田佑紀
  (よしだすけのり、東京大学法学部卒 、検察官出身)

● × 那須弘平
   (なすこうへい、東京大学法学部卒 、弁護士出身)

● 涌井紀夫
   (わくいのりお、京都大学法学部卒 、裁判官出身)

● 田原睦夫
   (たはらむつお、京都大学法学部卒 、弁護士出身)

● × 近藤崇晴
   (こんどうたかはる、東京大学法学部卒 、裁判官出身)

● 宮川光治
   (みやかわみつはる、名古屋大学大学院法律研究科修士課程修了、弁護士出身)

● 桜井龍子
    (さくらいたつこ、九州大学法学部卒 、行政官出身)

● × 竹内行夫
    (たけうちゆきお、京都大学法学部卒 、外交官出身

● 金築誠志
    (かねつき せいし、東京大学法学部卒 、裁判官出身)

 以上、全部で15人いる中で、今回、国民審査の対象になるのは、● をつけた9人だけです。このうちの4人に×(バツ)を与えるべきだろうと私たちは考えます。全員ではありません。最高裁判所裁判官の国民審査は、法律で次のように定められています。

 「第二条 (審査の期日)  審査は、各裁判官につき、その任命後初めて行われる衆議院議員総選挙の期日に、これを行う。

 2  各裁判官については、最初の審査の期日から十年を経過した後初めて行われる衆議院議員総選挙の期日に、更に審査を行い、その後も、また同様とする。 」

(以上、最高裁判所裁判官国民審査法から)

 だから、●印 がついている裁判官は、これまで最高裁判事に任官(着任)してから一度も衆議院選挙がなかった人です。前条の第2項で、「最初の審査の期日から十年を経過した後」にも再び審査されると決まっていますが、実際は、最初の審査が重要になっています。10年も経つまえに、定年(70歳)を迎える人が多いからです。

 それで、今回、国民審査を受ける9人の裁判官のうち、特に悪質で、私が是非罷免しなければならないと思っている裁判官は以下の4人です。

 それは、竹崎 博允(たけさき ひろのぶ 、最高裁長官)、那須 弘平(なす こうへい)、近藤 崇晴(こんどうたかはる)、竹内 行夫(たけうち ゆきお)の4人です。以下に彼らの公表されている経歴を載せます。



(1)× 竹博允(たけさきひろのぶ)  最高裁判所長官 

(昭和19年7月8日生)
昭和42年 東京大学法学部卒業
昭和42年 司法修習生
昭和44年 判事補任官
その後,東京地裁,広島地裁,司法研修所,鹿児島地・家裁で勤務
昭和54年 東京地裁判事
昭和56年 司法研修所教官
昭和57年 最高裁総務局第二課長兼第三課長
昭和59年 最高裁総務局第一課長
昭和63年 東京地裁判事
平成2年 東京高裁事務局長
平成6年 東京地裁判事部総括
平成9年 最高裁経理局長
平成14年 最高裁事務次長
平成14年 最高裁事務総長
平成18年 名古屋高裁長官
平成19年 東京高裁長官
平成20年11月25日 最高裁判所長官



(2)× 那須弘平(なすこうへい)  最高裁判所判事

(昭和17年2月11日生)
昭和39年 東京大学法学部卒業
昭和42年 司法修習生
昭和44年 弁護士登録(第二東京弁護士会)
昭和62年 第二東京弁護士会副会長
昭和63年 日本弁護士連合会常務理事
平成10年 日本弁護士連合会「工業所有権仲裁センター」の事業に関する委員会委員
平成10年 日弁連法務研究財団研究部会長
平成16年 日本弁護士連合会市民のための法教育委員会委員
平成16年 東京大学法科大学院客員教授
平成18年5月25日 最高裁判事



(3)× 竹内行夫(たけうちゆきお)  最高裁判所判事

(昭和18年7月20日生)
昭和41年 京都大学法学部卒業
昭和41年 外務公務員採用上級試験合格
昭和41年 国家公務員採用上級試験甲種(経済職)合格
昭和42年 外務省入省
昭和59年 外務省経済協力局無償資金協力課長
昭和62年 外務省条約局条約課長
平成元年 在連合王国日本国大使館参事官兼在ロンドン日本国総領事館総領事
平成3年 在連合王国日本国大使館公使兼在ロンドン日本国総領事館総領事
平成3年 内閣総理大臣秘書官
平成5年 外務大臣官房審議官兼アジア局審議官
平成7年 特命全権公使 在アメリカ合衆国日本国大使館在勤
平成9年 外務省条約局長
平成10年 外務省北米局長
平成11年 外務省総合外交政策局長
平成13年 特命全権大使 インドネシア国駐在
平成14年 外務事務次官(17年退官)
平成17年 外務省顧問(20年退職)
平成19年 政策研究大学院大学連携教授(20年退職)
平成20年10月21日 最高裁判事



(4)× 近藤崇晴 (こんどうたかはる)  最高裁判所判事

(昭和19年3月24日生)
昭和42年 東京大学法学部卒業
昭和42年 司法修習生
昭和44年 判事補任官
その後,前橋地裁,裁判所書記官研修所,札幌地・家裁,東京地裁,最高裁民事局で勤務
昭和54年 最高裁民事局参事官
昭和56年 最高裁行政局第二課長
昭和58年 同局第一課長兼第三課長
昭和61年 東京地裁判事
昭和63年 司法研修所事務局長
平成 4年 東京地裁判事部総括
平成 5年 最高裁上席調査官
平成11年 甲府地家裁所長
平成13年 東京高裁判事部総括
平成14年 最高裁首席調査官
平成17年 仙台高裁長官
平成19年5月23日 最高裁判事


 まず、最高裁長官の竹崎という人は、最近導入された裁判員制度を実現させたという実績だけで長官になった人です。 政府や法務省の方針に忠実に従う判決ばかりをだす裁判官のことを、「ヒラメ裁判官」と、弁護士の間では言います。それは、魚のヒラメのように上しか見えないという意味で、自分の出世の事だけを考えている人間という意味です。

 ヒラメという魚は、海底の砂地にへばりついている間に、上のほうのエサの小魚ばかりを見ていたので、片目まで同じ側に移ってしまったという魚です。


 次に、“国策捜査(こくさくそうさ)”に引っかかった佐藤優(さとうまさる)氏の 最高裁への上告を、この7月1日に棄却(ききゃく)したのが、那須弘平(なすこうへい)裁判官です。この人は弁護士あがりです。


 三番目に、竹内行夫(たけうちゆきお)裁判官は、元外務次官です。次官というのが各省の官僚(行政官)のトップです。 この人物こそは、小泉政権時代に、駐レバノン大使だった天木直人(あまきなおと)氏が、「アメリカべったりの小泉政権のイラク戦争支持に反対する」と言って、外務省の方針に公然と刃向(はむ)かって外務省を解雇 (免職、めんしょく)になった天木氏のクビを切った責任者です。

それから政治家の鈴木宗男(すずきむねお)氏と佐藤優(さとうまさる)氏を、外務省の北方領土問題のことで罠(わな)に嵌(はめ)て失脚させた時の責任者の一人です。

 佐藤優氏は、各所で、「外交官上がりの竹内行夫氏は、司法試験を受けて合格してから最高裁の判事になって欲しい。車の運転免許も無いのに、トラックの運転をされては危ない」と言っている。私も彼から直接聞きました。


 そして、最後の4人目の近藤崇晴 (こんどうたかはる)裁判官が、 植草一秀氏の「痴漢(ちかん)えん罪事件」の上告棄却(じょうこくききゃく)をした裁判官です。

 近藤(こんどう)裁判官は、仙台高等裁判書の所長上がりだが、普通は、仙台高裁長からは、最高裁裁判官にはなれない。それがなったということは、よほど小泉純一郎首相(当時)から、好かれていたのだろう、と業界で囁(ささ)かれている。彼が任命されたせいで、他の適任者たちが落とされたのだから。

 近藤裁判官は、防衛医科大学教授が、東京・小田急線の満員電車内で、女子高校生の下着に手を入れるなどして、強制わいせつの罪に問われた事件では、今年の4月14日に、無罪判決を出しています。それにもかかわらず、植草事件の方は、ろくに審理もせずに、上告をあっけなく棄却しています。

 最高裁裁判官は、権力に逆らう判決を出しては行けない、ということが脳に刷り込まれている人種です。長年「ヒラメ裁判官」の生活をしてきて、権力の大きな意志が働いている事件の場合、その判断に逆らないと、反射神経的に決断した人です。

 だから、防衛医大教授の痴漢えん罪事件では、判決の「補足意見」の中で、「被害者の供述は、たやすく信用し、被告人の供述は頭から疑ってかかることのないよう、厳に自戒すべきだ」 とか、「やったかどうかわからない以上、『無罪の推定』原理により、被告人には無罪を言いわたすべきなのである」 と言っておきながら、植草事件では、まったく正反対の高裁判決を支持するとした。

この不正な判決によって、現在、刑務所に収監されている植草一秀氏のことを考えると、私たちはこの近藤裁判官の矛盾した判決をとうてい許すことができません。

これらの4人の裁判官のこれ以外の主な判決については、

「忘れられた一票 2009   ★ 最高裁判所 裁判官 国民審査 判断資料」というウエブサイトにも詳しく載っています。
(URL:http://miso.txt-nifty.com/shinsa/)

 自分たち裁判官が何よりも大切にすべき、「司法権の独立」 という考えを自覚せずに、ひたすら、自分たちに給料を払ってくれる法務省という“お上(かみ)”の方しか見ない癖くせ)が終生抜けない裁判官を、国民の多数意思で罷免しなければならない。

 私たち有権者が、この権利を行使できる、めったにないチャンスが、来たる8月30日の衆議院選挙の投票日です。

(中略)


以上、是非、私たち学問道場が提案します、「「最高裁裁判官たちに国民審査で×(バツ)を与える国民運動」にご賛同くださるように心からお願い申し上げます。

副島隆彦拝
2009/08/10(Mon) No.01
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