日本の国力が落ちているのは、経済面ばかりではない。
あまり言われないことだが、
1980年代以降の教育改革、個性化、自由化、特色化、
2000年代以降のゆとり教育、中高一貫教育、私学優先など、もろもろの教育改革以降、その効果が表れているかというと、
逆に日本の教育は衰退に向かっている。
学力低下をはじめ、不登校の増加、自閉症など精神疾患の増大、社会性の欠如など、多くの教育病理が表れている。そして多くの子供たちが苦しむようになっている。
そこに降ってわいたように起こった、高校教育の無償化。
私立高校の授業料が高いからそれをほぼ全額、国が補助する。
言葉はいいが、何が狙いなのか。
まず何が起こるか。
今までの私立高校と公立高校のバランスが崩れるだろう。
公立高校が統廃合され、その代わり私立高校が公立化される。
私立高校が国の補助金で運営されるということはそういうことだ。
少子化で子供の数が少なくなる中、この変化は一気に起こるだろう。
これはいったい何が狙いなのか。
こういう大きな変化が、
「103万円の壁」の影に隠れて、ひょっこりと決まっていく。
日本は経済の衰退ばかりでなく、教育も確実に衰退している。
私学中心の高校スポーツは新聞紙上で派手に取り上げられるが、
その陰でどれほどの高校生がドロップアウトしていることか。


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