grow 徒然日記

花と緑・・・ときどき犬

春へ

2013-11-24 16:13:38 | 日記
長年お付き合いをさせていただいているE様邸の植栽
スタイリッシュな外観の立派な邸宅で、いつもお花がみごとに映え、邸宅とお花が引き立て合っています
おもに玄関アプローチと、門内のお庭に点在する樹木の足元を季節のお花でいろどります
今回は、その一部をご紹介します

お玄関の両サイドに植樹されているシマトネリコの足元のスペース
ふちどりにミスカンサスとティンゴンドラを交互に植えることで動きをつけ、中央部の主役にはパンジームーランフリル

ミスカンサスは噴水形のイネ科の植物で、ススキやカヤやパンパスの仲間です。日光にも乾燥にも強い頑健な植物で、
9月~10月に穂状のお花を咲かせます
神戸のRAVIMANAさんが出来たばかりの頃に、神戸コレクションが開催され、そちらへ出向いた際、
ヤシの木(だったと記憶してます)の足元に敷き詰められたヤブラン(ミスカンサスに似てるけどユリ科)がいっせいに花を咲かせ、薄紫色の絨毯のようで見事な光景でした

ティンゴンドラはシルバーグリーンのなんとも可愛い這性の植物で、ハンギングにもよく使用されますが、私はグレコマと同様にカバーグリーンとして気に入っています

そしてムーランフリルはイタリア貴族のスミレとうたわれ、世界最古の種苗会社イタリアナポリのファーメン社が育種した情熱の国イタリアらしい洗練されたフリル咲きパンジー
一般的なパンジーに比べると相場が4~5倍と高値ですが、花弁も厚く花持ちもよく、育成旺盛で春になるとその実力を発揮します。
見事な咲き誇り方に圧倒され、私はその魅力の虜です
パンジーは切り花としても近年では流通しており、切り花としても意外と長持ちします
お庭にも、自宅内の一輪挿しにもと大活躍してくれるので特にこのムーランフリルは最盛期には花丈も長くなりお勧めの一品です
カラーバリエーションはどれも上品な色合いですが、今年はお玄関をさらに品よく引き締めるためにビオレッタ(紫)を植えることに
春になった時の光景を想像してちょっとニヤニヤしながら、サプライズのしかけも完了

これから寒さが厳しくなってくる時期に入り、口を開けば「さむい」ばかり連発してしまいがちですが、
寒い時期に耐えて根を張り、春へ向かう姿勢の一年草のお花たちを見ていると励まされます
今はちんまり咲いているお花をみていると、春への期待を胸に、素敵な冬を過ごせそうな気になりますね

仏教の教えに忍辱(にんにく)という仏語があります。六波羅蜜の第三で、侮辱や苦しみに耐え忍び、心を動かさないことだそうです。
花は人の心をやわらげ、怒りを鎮めるのは忍辱。
お花の姿そのものだなぁと納得です

春がたのしみです







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