関西では26年ぶりの興行になる「東海道四谷怪談」。ご存じ四世・鶴屋南北の傑作狂言です。
この作品は「仮名手本忠臣蔵」の外伝として、初演時には両作品合わせての興行となりました。
外題の東海道というのは播州赤穂と江戸四谷を暗示しています。また登場人物は何らかの形で「塩冶家」に縁があります。
今回の花形は片岡愛之助、中村七之助、市川中車、中村壱太郎と実績・実録共に十分な役者が揃いました。
特に七之助の成長ぶりに眼を見張りました。
前列2列目の「かぶり付き」でした。
次回の南座は恒例に「顔見世」です。仁左衛門の「一力茶屋」が出ます。