野分日記  ~Mint★Drop!のブログ~

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音羽屋の初お目見得 五月大歌舞伎

2016年05月17日 | 野分日記

音羽屋の御曹司・寺嶋和史くん(2歳)が東京・歌舞伎座で初お目見得しました。
歌舞伎では「初お目見得」の後に「初舞台」があり、歌舞伎役者の末端に席を連ねます。

和史くんは尾上菊五郎(音羽屋)と富士純子の長男・菊之助と中村吉右衛門(人間国宝)の4女との長男です。
両方のおじいさんが人間国宝とまさに梨園のサラブレットです。

この後は「丑之助」→「菊之助」→「菊五郎」と襲名することになるはずです。

今月の歌舞伎座は「團菊祭」ということで、市川團十郎家(成田屋)と尾上菊五郎家(音羽屋)の合同興行ですが、
成田屋の影が薄く、まるで「音羽屋祭り」のようでした。

ここの演目は置いといて、とにかく菊之助が凄い!の一言です。
御年39歳! 女形として全盛期を迎えています。
海老蔵と踊った男女道成寺、その美しさに思わず「ブルッ!」と何度かきました。それほどの美しさです。
この演目は前半で、男女(実は安珍と清姫の霊)が白拍子の扮装で踊りますが、完璧な菊之助に対し海老蔵はどう考えても、どう見ても
「おねえ」の踊りなんですよ… 海老蔵の女形は「…」ですね。

いま、「菊之助を観ることが出来る幸せ!」  です。



5月大歌舞伎 「團菊祭」です。






歌舞伎座の地下にはこのような商店街があります。「木挽き横丁」と呼びます。
吉野の「葛餅」が出店していて、ご丁寧に説明してくれました。ちょっとうざかったのですが、Dさんが「奈良出身なんで…」と嘘を吐きました。







このように「初お目見得」の告知があります。梨園のお御曹司は別格なんです。







場内は満員でした。4階席には「立ち見客」がズラーと。さすがに歌舞伎座ですよね。