田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

熊本地震神社義捐金を募っていて

2016年06月02日 18時15分34秒 | 日記
 熊本地震の義捐金はいろいろな所で集められていますが、神社庁では被災した神社の復旧、復興のために、神社義捐金を募っています。
 使われる文字は「義捐金」よりも「義援金」の方が多いかもしれません。違いを辞書で調べたら、「捐」は「すてる、あたえる、寄付する、救済のために金品を出す」とありました。「援」は「ひく、ひきあげる、助ける」とありました。やはり「義捐金」と書いた方がいいと感じます。ただ「捐」の字は常用漢字にも人名用漢字にもない字だから使わない方がいいのでしょうか。それなら「義えん金」をした方がいいかもしれません。

 さて、神社義捐金は「金額についてはあくまでも随意ですが、目安として神社・神職それぞれ一口1,000円程度をお願いします」と各神社の役員さんにお願いしました。
 その通り1千円の神社もあれば、5千円以上の神社もあります。中には、氏子全員が各戸1千円ずつ出し合って送っていただいた神社もありました。かつて、当地域は二度の大地震で大きな被害のあった神社があります。その時に助けてもらったという気持ちが大きいのでしょう。

 苦しいときに助けてもらった経験、辛いときに温かい手を差しのべてもらった経験ほどありがたいことはありません。他人の痛みの分かる神職でありたいと思います。