お遍路 K 秋ちゃん・・・きのうの晩ごはん、 おやじの田舎家庭料理・・・

素朴でシンプルな健康晩ごはんです。田舎のおやじが、頑張って毎日作っています。

土佐一国参り安芸から高知への道 2

2014年09月14日 | 札所巡り

 早朝の勤行心洗われ新たに出発。(一人だけ欠席の者あり最後まで飲んでいた人。自分ではない)宿を変更したので6時30分出発を7時30分に変更。山中の遍路道を下っていくと途中タバコを吸って休んでいた寺の息子遍路に逢う「休めましたか」と聞くと「大丈夫・大丈夫」と笑っていた。

 道の駅キラメッセに出る。高知に来て感じるのが鶯の声がどこに行っても聞こえてくる。自然が豊富なのか。今日も左に海を見ながら単調な海岸線を歩く。吉良川町(国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されていて土佐漆喰の白壁が見事) を通り御霊跡大師堂まで13㌔あまり。ここにきてとにかく足が悲鳴を上げている。

 山中の遍路道

  

土佐漆喰白壁と水切り瓦

 歩いていると食事処はあるのだが、どこで食事をとっていいのかなかなか決まらない。よくあることだ。2㌔くらい歩いていくと前方に「ドライブインなぎさ」の看板が見えてきた。とにかく足も限界なので昼食休憩。畳の上に上がって靴下を脱いで休みオムライスをたのむ。お昼時なのでお客様が結構入ってきている。何を注文するのかなぁと見ていると「ラーメン」「ラーメン」そんなに美味いのか・・・1時間ぐらい休憩して出発。

 歩き始めは痛くてなかなか歩けない足が温かくなると少しは良くなる。宿まではあと11㌔弱。そんなに、奈半利町を通りようやく安田町へ。民宿浜吉屋のある安田町は清酒土佐鶴の酒造元があるよと、山梨のお遍路さんが教えてくれたのでお土産に買っていこうと会社の入り口を探したがわからない。足も痛いし面倒くさくなってきたのでとにかく今日の宿浜吉屋へ。到着と同時に「おやまに行くのですか」と聞かれ「明日上ります」と言って入室14時20分。往復3時間ぐらいかかるとのこと、とんでもない。 しかし明日は大荒れの天気予報。雨もいいじゃないか、洗濯していると、宿のばあちゃん、大至急風呂に湯を入れるからもう少しまってとのこと。ようやく風呂に入るが熱くてなかなか入れないシャワーは出ないしシャンプーなし、使い古した石鹸だけ。何これ! これが遍路、愚痴は言わない南無大師遍照金剛。

 風呂を上がってまずビール美味かった。ひと休みして夕食。皆さん神峯寺に行って来たとのこと健脚ばっかり。ここで前に出逢った北海道の遍路さん二人と、ロッジおざきで一緒だった兵庫の女性遍路さんに逢う。「足大丈夫」と言ったら「バンバン」ですとの返事、女性遍路も健脚がいるんだなぁ・・・酒をたらふく飲んで土産に土佐鶴を送りたいからといったら宿の主人(ばあちゃんの息子)が酒屋に電話。すぐに6本もってきた。早や、送ってもらうことにした。

 ここのばあちゃんはいいのだか息子が、 ばあちゃんがいなくなったらどうなるのか心配。宿代を払って就寝。ああ疲れた足が痛い。


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