カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

給食のことなど・・・ 12sep2010

2010-09-12 | エッセイ
今日の新聞をぱらぱらとめくっていると、安野光雅さんの読書エッセイが載っている。昔の学校での昼食の「弁当」のことについて書かれてあって、よく分かる話だと思った。何となくつられて全部読んだ。幸いと言えるのだろうが私自身は、小学校の頃には、既に弁当から給食に切り替わっていた世代である。脱脂粉乳からビンの牛乳に変わったのを記憶している頃の世代である。あの時は驚いてクラスの皆で狂喜の歓声を上げたほどである。だから、安野さんの弁当の話は、遠足とか、運動会とかといった特別の日のこととしてしか実際には知らないのである。しかし大いに想像はつく。そして、給食に変わった私たちの時代では、今度は居残りで食べさせられる人が出現したのであった。
 給食は、それぞれの好みには関係なく全員同じメニューである。人によってはどうしても食べられないものもあるはずなのだが、そこは一律同じメニューである。中に嫌いなものがあれば残せばよいと私は思うのだが、厳しい先生がいて全部食べるまでその人だけ解放されないクラスもあったのだ。食べるのがゆっくりの人もそうである。先生にしてみれば何らかの理由でそれが教育の一環だということだったのだろう。が、私にはよく分からなかった。保育園の時の話だが、無理やりにスプーンを口に突っ込んで食べさせる先生もいたのである。子供は泣きながら旨いとも思えないものを食べさせられていたわけだ。
 欠食児童の私はがつがつと食べ、給食の時間が終わって放課となり、遊びに出ようと他の教室の前を通るとガラス窓越しに、一人居残って食べている人などを見かけたりした。少し日の陰った教室で・・・。
 早く、遊びに行こうぜ!

                                          
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