カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

旅の記憶  低い山や灯台、灯りのことなど  mar2018

2018-03-14 | エッセイ


伊良子岬灯台 渥美半島









七里の渡し 対岸から 鐘楼と左下に小さく常夜灯が見える





船着き場





常夜灯

















対岸の船着き場




 



 数年前に大阪へ旅したことがある。当blogにも書いている。大阪城などを見た後、海の見えるところへ行ってみたくなり、コスモタワーやトレードセンターのある臨海埋立地区へ行った。車だったので短い海底トンネルを抜けるとすぐそこにあり、楽に行くことができた。その時に観覧車などがある天保山マーケットプレイス地区へも寄ってみた。日本一低いと言われる山、天保山があると聞いていたからだ。物珍しさだけだったが見てみる価値はある、大袈裟な・・・、とそんな感じだった。公園内の階段を数段上ったらもう山頂だった。高さ4.53M。これで日本一低い山に登ったと思っていたのだが、なんとこの時すでに他の山にその座を明け渡していたらしい。その名も日和山と言うそうだ。先程別のことを調べていて偶然知った。東北の被災地に位置する。被災前は標高6.05Mで2番目に低い山だったのが、津波で削られ、その後測り直して3M。1位に返り咲いたそうだ。山というのはどうも明確な定義が無いらしくまた、無いながらも近くの人々がナニナニ山と呼んでいるから山だ、というのが山の山たる所以でそれで好いように思う。青山という名の友人の2歳の子供を指さし、青山、青山と呼んで頭のてっ辺を測って70センチ、日本一低い「山」・・・などというのは冗談だが、とにかく何かそんなところらしい。高いもの争いは1番は富士山、2番目が北岳・・・、などと言って終わってしまい、あまり問題はない。低いもの争いは、こちらはあまり真面目にしても精が出ないものだ。そんなこんなで天保山、とにかく今、2位だそうだ。日本で最も低い山のうちのひとつ。

 調べついでに灯台というのを見ていたら、やはりマニアの人たちがいるらしく画像が幾つか出ていた。そもそも海辺に立つものなので、写真映えもする景色の良いところにあるものが多い。昨年、思い立って愛知県渥美半島の伊良子岬へ行った。これは季節は冬にかかっていたけれど暖かくて良いドライブとなった。伊良子岬の灯台も画像が載っているかと思ったらやはり載っていた。夕暮れ時のそこからの海の景色も良かったし、朝早く起きて散歩がてら歩いたときの風の中の灯台と波の景色もまた良かった。やはり写真に撮って載せたい人は多いのだろうと思う。
 先月、偶然にもまた愛知県の名古屋へ行くことがあり、余った時間で熱田神宮へ参拝。そのついでにその近くの「七里の渡し」というところへも行ってみた。熱田神宮から歩いて直ぐで、ネットの旅ガイドなどには大きくはないが出ている。そこに、現代の灯台とはちょっと違うかもしれないが、やはり航海の安全に寄与する、かつての常夜灯が立っていた。七里の渡しというのは、江戸時代の東海道五十三次の中の唯一の海路で(サブルートとして陸路を取ることも出来た)、ここと桑名を結ぶ海路の距離が28キロほどだったところからそう呼ばれたようだ。すぐ隣に大きな鐘楼が建っていて、これが常夜灯かと間違ってしまうのだが、常夜灯の方は実際、小さなものである。しかし当時、港のある場所を照らす灯りは船旅をする者にとっては心強いものであっただろうと思う。
 立て看板の案内には、伊勢湾台風のことも書かれていた。そこに立って、ああ、ここは伊勢湾なのだな、と思った。新幹線に乗って東海道を行き来したりすると、知多半島を挟んだ三河湾の側の方を意識することが多いと思う。けれど、ここは伊勢湾。すぐ西はもう三重県で紀伊半島の海岸線が始まる位置だ。自分にはどうも名古屋港が三河湾側にあるような感覚が昔からあって、今回、あ、ここは伊勢湾なのだな、と何度も思いかえしたのだった。その伊勢湾の一番奥まった辺りにこの七里の渡しがあるのだった。そして、愛知県で生まれて子供の頃を過ごした自分には伊勢湾台風の記憶があるのである。まだ生まれてすぐの頃で、雨、風、ガラスなどが割れたのと両親と避難した押し入れの中でのロウソクの灯りの記憶が不思議と今も残っている。後の話だけれど、伊勢湾台風の時はちょうど海の満潮時と重なって伊勢湾の海の水が川を逆流し、水害が大きかったとよく聞かされた。だから、この七里の渡しの辺りはまさにその場所だったのだろうと思う。自分は海沿いではなくもっと内陸の方に住んでいたのだけれど。
 最近の旅の記憶などを頼りに少し書いたけれど、季節は、はや春。梅が咲き、水戸の偕楽園などをニュースでやっている。桜の季節も間近だ。梅や桜を愛でる習慣など自分にあったかなと思うのだが、釣られてでも少しは見てみようと思う。

 

 




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