カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

12Apr2011

2011-04-12 | エッセイ

 昨日、夕方、また地震があった。震源地は福島、茨城だったが、ここ神奈川でも揺れた。
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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011041101000726.html

 丁度、病院へ薬をもらいに家を出ようとしているところだった。ケータイの緊急地震速報がそれと知らせた。3月の11日からまる1ヶ月が経ち、その間、何度かこの速報が鳴るのだった。余震といっても普通なら昨日の地震だけでも、亡くなった人も出ているし、かなりのニュースになるもののはずだが、それがかすんでしまうくらい今回の地震は連発する。連発した地震のエネルギーだけでも相当なものだろう。専門的には群発というのだろうか、詳しくは知らない。
 昨日の地震の時は、夕立ちが少し激しくなり、しかし、そのまま車に乗り、出た。近くの木陰で何かの鳥がグワァーという変な鳴き声で鳴くのだった。鳥などの動物は天変地異には敏感だ。人間には感じないものを感じることがあるのかも知れない。
夕立は降ったが寒くはなかった。この時期、雨が降ったりしながらだんだんと暖かくなっていく。雨で満開の桜もかなり散ったかもしれない。
 ケータイの地震速報は、たとえそれが数秒前の知らせでも、少しの余裕が生まれるし、何らかの効果はあると思う。身構えたり、使っているガスを消したりする間もあるかもしれない。だけど、このところ何度も思い出してみるのだが、3月11日のあの最も問題となっている大きな揺れの時、ここは関東地方とはいえかなりの揺れであったのだが、緊急地震速報はあっただろうか。私は丁度その時デスクワークをしていて、かなり落ち着いた状態だったので覚えているのだが、ケータイは鳴らなかったような気がする。宮城、福島が震源だったわけだから態勢を整える時間的余裕は、鳴っていたとすれば、あったはずだ。その後の余震から急に何度も鳴るようになったようにも思う。慣れてしまうくらい・・・。眠気覚ましに丁度いい、と不謹慎だと言われそうなことを言ったりするのだ。すぐ慣れてしまうものだ。

 あまり聞きたくもない話だが、福島原発で、いつの段階かははっきりしないけれど、放射性物質が高濃度で放出されていたらしい。1時間あたり1万テラベクレル!!!? なんのこっちゃ。テラは兆ということだがただのテラではなく(テラと入れると寺と変換される、パソコンしっかりしろ)1万テラ! 私は数字に弱い方ではないとは思うが、雲をつかむようで想像できない。嬉しくもない数値だ。
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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011041290110454.html
 
 記事には半減期の比較的短いヨウ素についてばかり書かれていて、これはほかのニュースでも似たようなものである。が、半減期が30年とかなり長いセシウムのことについてはどういうわけかあまり触れられていない。新聞記事とは不思議なものだ。あまり問題ではないということなのだろうか。

 そして、・・・
レベル5から、これまた嬉しくもないレベル7というチェルノブイリに匹敵する「深刻度」に「格上げ」になりそうな気配も出てきたそうだ。この「深刻度」というやつは「さあさ、陽気に、お賑やかに」と言いつつひと踊りしてみても一向に軽減される類のものではないらしく、何か実に重い「深刻度」のようなのである。単純な「危険度」でもないところが、とても厄介な感じだ。

 

        
                       

                                       

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