カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

夏 july2013

2013-07-26 | エッセイ

  夏らしくなった。昨日までずっと、雨がちだった東北の旅行のことをblogアップするためにフォトやビデオを見続けて編集していたので、頭の中は曇天、雨雲、灰色の海といった印象になっていた。関東地方も午前中はまだ陽が射しているにしても、午後になると雲が掛かり、にわか雨、雷になると言った日々が続き、どうもカラリとした感じにならなかった。7月も下旬・・・26日・・・ここへきて今日はやっと、夏!といった晴れ日となっている。風が少しある。
 五社堂のことをblogに載せた。五社堂のことは男鹿へ行くまでまったく知らなかった。実際に行って見てみると、建物の規模としてはそれほど大きくはない。小ぶりだなと思った。また重厚さというものは感じられない。そういう狙いはなかったのかもしれない。部材はそれほど太くはない。しかし、参道から建てられているところまでに至る道程がとても良かった。シンメトリーに5つのお堂が並んで建っているところももちろんその良さのひとつだ。5つの並びでシンメトリーが形作られている。また、想像していたより、木部などは古びているなと感じた。部材も細めだ。細めなのはこの場合、その特徴として良いのかもしれないと思った。縦方向の線材の線が建物が5つも並んでいるところから多く感じられ、視覚の中に少し多過ぎるくらいに強調される感じがした。その場での印象を今思い起こして書いている。おそらくは当時建てた者はそこまで意識してはいなかったのかもしれないし、今そう感じるのは僕自身の個人的な感想に過ぎない。古びているというのは、木部が少し白っぽくなっているというところから思ったことだ。ひなびた感じで良くはあるけれど木部を活かした塗りなどを施さないと傷みは早いかもしれない。この辺りは冬は雪がかなり積もるだろうし海からの風も強いのだろう・・・。
 
 登る前、観光案内所で靴のことを少し心配してくれたが何も問題なかった。話でのぬかるんでいるからというのが泥が多いということなのかと思ったのだが、雨で石段の石が濡れて滑りやすいということだったのかと気付いたのは、下り始めてから直ぐのことだった。踏み石の滑り、浮き石などは登りのときは気にならないものだ・・・そうだった、そうだった。確かに石は靴底との相性もあり、濡れると異常に滑るものもある、そうだった・・・少し気を付けて下った。仰向けにすっ転がって頭を打ち、足をねん挫し、こんな何でもないところで遭難!・・・などとなっては困る・・・。

 霧雨が降っていた。霞みがかかり、晴れた日とは全然違う印象となって自分の脳裏に残っているのだが、今回の東北はもう全体がそういった印象だ。観光案内の人が説明してくれた時のパンフレットには晴れた日に多くの子供たちが海辺などで遊ぶ場面のフォトが使われていたりして、今夏の僕の東北とはだいぶ違う・・・・。「曇天東北旅」と名付けようかと。しかし、雨というのも旅の中で良いものだ。雪というのもあり、いろいろ・・・・。

 blogは秋田駅近くの街、それから次の青森など載せるつもり。しかし、他の作業もあったりして意外と忙しく、疲れた・・・。

  夜、セミが鳴きはじめた。



コメント
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