カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

trip 秋田 男鹿半島 五社堂  july2013   part3  

2013-07-25 | エッセイ

新潟から特急列車で秋田へ向かう。東北の旅の二日目。
秋田駅から男鹿半島へ。



日本海の海岸線沿いに列車は進む。




車窓から撮っていて、流し撮りの感じになる。タイミングが合えば良いのだが・・・。
海岸沿いには車道があるけれど、ほとんど車は見られず、時折通るのを見つけると、あ、人だ、人が運転しているのだ、という思いだった。



雲が厚くかかり、雨も降り。ずっとこの様な天気。梅雨のただ中へ行ったということだと思う。
少しは晴れてくれないかなと願うばかりだったが叶わず。
こんな天気でも船で海へ出ている人がいる。


列車の右手は海に近い所に低い山々が連なるが、低くはあっても霧がかかっていた。雲が低く垂れ込めているのだった。


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撮っているとトンネルへ・・・長い・・・




昼ごろ秋田駅に到着。直ぐに男鹿線へ。
そろそろ、なまはげの姿がいたるところに見え始める。青鬼。



赤鬼。


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ローカル色豊かな男鹿線に乗り、終点の男鹿駅に到着。
ここへ来るのは前の日に時刻表の小さな地図を見ていて決めた。
何か先っぽの方へ行ってみたい気分だったのだ。半島の先。男鹿半島は初めて。


男鹿駅前。ホテルと書いてはあるけれど、宿泊客がいるようには見えなかった。
そもそも今現在ホテルとして使われているのかどうか・・・・。一階のオフィスは開いていた。



駅構内のコーナーになまはげの姿が・・・。








線路の南北方向は、踏切ではなく、ここを通って歩いて行く人が数名いた。駅のすぐ脇に観光案内所があり、そこで見どころを訊いた。丁寧に教えてくれた。半島の北側には、なまはげの館や歴史を見る施設があったり、景勝の地が多くあったり、とのことだったが、バスの本数少なく時間なく雨も降り、強行軍になるのは嫌だしで、比較的楽で景色の良さそうな南のルートを行くことにした。訊いていると自分には南のルートが良さそうだった。時間的にも、楽さ加減も。そこには田舎の小さな神社のようだったが良さそうなのがあるようで、歩いてあまり時間をかけずに登れると聞いたのでそれを見ることに・・・。それでも石段が999段ありますとのことだった。下が雨でぬかるんでいるので、靴は大丈夫ですか、とその案内の人が言うので、一応ランニング用の靴だし、気になりません、と言った。その人は、あなたなら何の問題もなし、という顔をしていた。なまはげの鬼が築いたという謂れの石段だそうだ。直ぐに好奇心が湧くのだった。駅前で一軒だけ開いていたラーメン屋で坦々麺を食べ腹ごしらえをしてバスへ・・・。



駅周辺。



駅周辺をぶらぶら歩いた。小さな街で人もあまり見掛けなかったが、こういう建築物が残っている。かなり老朽化していて現在は使われていないようだった。雨が降り続いて、うっとうしくはあったけれど、涼しく意外と元気だった。やはり人家は駅周辺に集まっている。歩いたところだけの小さな街なのかなと思ったが、実は街の南はすぐ海に接しており、意外に大きな港があるようだ。
港町は駅周辺だけを見ていても分からないときがある。でもこの天気では歩きまわる気がしない。



同じ建築物。



















男鹿駅前からバスで本山門前へ。
そして、五社堂へと石段を登る。



バスからの眺め。曇天・・・・まったく・・・。
二度と陽は射さないのではと思うくらいだ。



バスは進む。私も進む。乗客はパラパラと・・・。地元の小学生の子たちも乗っていた。
学校の校庭裏まで、少し回り道をするのである。小学生を乗せるために・・・。和やか・・・。




途中の漁港。車窓から。降りて海辺を歩いてみたい。




う~ん、曇天。しかし、自然の好い眺めだった。門前にはゴジラ岩という名の岩があるというが・・・。




終点の門前到着。なまはげ。人の背丈の何倍もある。




海側から山へ向かって石段を登ることに。









途中、石段を登り出してすぐのところにある真言宗のお寺。




同上。ここはほんの少し寄り道してフォトを撮っただけ。時間がそれほどないので早めに登らなければ・・・。
帰りのバスは最終バスで、逃すと秋田駅まで戻れなくなるのだ。







自然の中の参道。数えながら登るうちに分からなくなり、いい加減になった。
実際にも石の坂のようになっていたりしてどう数えていいか、かなり適当だったが999段よりは少ないように思った。
700段から800段!・・・くらい。1歩1歩数えると1000を超えそうだった。


五社堂に到着。少し汗をかくくらい。登りの時間は35分くらいだったと思う。細かな霧雨の中に霞み、風情漂う。




五つのお堂が並ぶ。リズミカルだ。




近くで撮る。



















鳥居。やはり神社だった。登り始めてから下りるまで参道で誰ひとりとして出会わなかった。




参道を下りて来て、高台から日本海を眺める。曇天、霧雨は続く。




バイバイよっ



帰りのバス乗り場。旅行客らしき人が数人。彼らはバスには乗らなかったので、自家用車で来ていたのかもしれない。
着いたときには、この小屋にはカキ売りのおばちゃんたちがいたのだが、もうこの時間には店じまいをしていて誰もいなくなっていた。風と波の音以外は聴こえてこない。帰り、乗客は私一人だった。



男鹿駅を後にするところ。五社堂に満足



五社堂の動画を2本。全体の様子が分かる静かで落ち着いた良い時間だった。
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秋田駅に到着。夕刻。ぶらぶらと歩く。巨大なアーケード。その下は幅が広く、
通りというより小さな広場が連続していると言ってもいいくらいだ。
夜の秋田の街をぶらつきたいと思う。ホテルへ行って、少し休養を取らねば・・・。




コメント
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