人生黄昏時

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沖縄の宗教【24】

2015年10月01日 00時01分14秒 | 日記

 他界概念

沖縄の宗教では

神がいる他界概念としてニライカナイ

オボツカグラを想定する、ニライカナイは海の彼方


あるいは地定にあると概念され

そこは豊穣と命の根源となる異界である


ニライカナイ信仰は東方信仰と混交して

東方にあると概念されるようになった


一方オボツカグラは天空にあると概念される異界である

もともとは国頭地方の信仰と考えられ

琉球王国時代に喧伝されて


王権神授論的な権威付に用いられた

ニライカナイは水平線上の庶民的な

オボツカグラは垂直にある権威的他界と云える


琉球王国が滅ぼされた現在では

ニライカナイへの信仰が一般的である

ちなみに西方には魔界があるとされている

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