伊江島のウプウィミ(大折目)は
昔から行われて来た伝統祭祀であるが
現在は行われていない
沖縄全島においても
何百年も前から続けられて来た祭祀は
時代と共に変容し簡略化されて来た
沖縄社会全体の都市化によってもたらされる
情報、物流、人的交流による
人々の価値観が多様化して来た
伊江島も例外なく価値観の変化に伴い
若者は進学、就職を求め島外へ渡る
また、生業のため島外で家庭を持っている人も多い
伊江島の最大の祭祀であった
ウプウィミ祭祀や年浴、麦穂祭なども
現在は行われていない
その理由として上記に記したような理由と
祭祀を執り行う神職者の減少であると言われている
今後も、継承、継続することは社会の変化と
価値観の多様化の時代では限界があるのではないか
現在、衰退して行く祭祀を島民は危機感を持ち
何とか継続しようと努力されている
皆さんの努力が実るといいのですが。