人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

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八重山 【6】

2017年03月15日 00時00分58秒 | 日記

  オヤケ アカハチの乱 <2>

アカハチ軍の奮闘虚しく多勢の王府軍に敗れ

アカハチその妻古乙姥と一族は全て処刑されたと言われている

 

この戦いで王府軍に立った宮古の仲宗根豊見親(空広―そらびー)は

宮古の頭職、二男真列金を八重山の頭に任命される

 

石垣の長田大主は古見大首里屋子に任命され、後に八重山頭職となる

代々一族が八重山の頭職を継いでいく

姉の真乙姥(まいつば)は王府軍の帰路のため

イラビンガニ(美崎山)に入り日夜断食をして祈願した

その甲斐あって船団は無事に那覇港に到着したという

 

その功績により真乙姥にノロ(神女)統括する

八重山の大阿母(高級神女)に任命されるが固辞した(姪が大阿母を受ける)

代わりにイラビンガミ神職を任命される、祈願したイラビガニは御嶽となり

石垣島の重要な御嶽と成る

また、彼女の墓地もマイツバ(真乙姥)御嶽として現在も信仰を集めている

 

久米島の君南風(チンペー)の奇謀により勝利に貢献したとして

久米島のノロの最高位の地位を与えられた

「おもろさうし」にも謡われている

 

500年以上代々一族に受け継がれている

現在も久米島の祭祀を執り行っている

 

君南風は勝利の軍神とされ

久米島でキャンプをしている楽天イーグルスは

君南風神殿にキャンプの安全と優勝を祈願している

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