人生黄昏時

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パイパティローマ【1】

2021年05月20日 00時00分15秒 | 日記

  波照間島にパイパティローマと言う伝説がある

琉球国が宮古・八重山諸島にだけ導入した税制は

差別的な人頭税であった

 

この過酷な人頭税や

また役人たちの私利私欲による

島民への不当な搾取などに耐えかねて

 

今から、370年前にヤグ村の住民が

理想郷パイパティローマへ脱出したと言う伝承である

 

この伝承は八重山年来記

(15世紀後半から18世紀後半の八重山史)に

 

1648年、波照間島平田村(ヤグ村)の百姓男女50人程が

大波照間島(南波照間島)へ欠落したと言う記述がある

 

パイパティローマ(南波照間)が

他の神話や伝承と違うのは

史実として記録されていることである

 

そのため八重山諸島の人々の間では

事実として語り継がれている

 

ヤグ村のアカマリと言う男が

過酷な重税に苦しむ村人を救うため

 

理想郷パイパティローマに向けて

脱出したとされている

コメント (1)
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