人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

門中 【11】

2018年03月01日 00時03分09秒 | 日記

 門中事に、氏名、名乗り頭があって

門中の一員、親、兄弟で名字が違っても

氏名・名乗り頭を見れば、同じ一門であることが直に分る

 

芋の栽培方法・砂糖の精製方法などを学び

沖縄を始め、全国に広め、飢餓から救ったとされている

沖縄の五大偉人の一人、儀間親方真常を例に挙げてみる

 

唐名は、麻平衛

和名は、儀間親方真常

 

麻は氏名・平衛(へいこう)は諱、氏名と諱と合わせて唐名と言う

 

儀間は家名(名字)で・親方は称号(位階)・真常は名乗りで

合わせて、和名である

 

家名(名字)の儀間は治めていた領地がそのまま

家名、名字として名乗るのが原則であった

治める領地が変われば、家名も名字も変わった

 

名乗りは日本風の名で、最初の一字が名乗り頭と言い

各門中事に、名乗り頭の一字の漢字が決まっていた

儀間真常の場合は、真常の「真」が名乗り頭である

 

家譜によると、麻氏は首里士族である

現在の本家は、田名名字で

分家は西原・瀬底・渡口家となっているが

 

名字が違っても、氏名と名乗り頭が同じならば

門中一族だと直に分る

 

氏名麻は、大城按司真武が(1557~1644年)一世

二世が真宗・三世が真福・四世が真孟・五世が真命

そして六世が儀間真常で

 

同じ氏名と名乗り頭の一字は同じである

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする