人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

思い込み  【2】

2014年03月08日 00時03分26秒 | 日記

 私達人間は日々の生活の中でこの世界をあるがままに、見ているのではなく、

自分が見たいように見て、聞きたいようにしか聞かない。

 物事をあるがまま見ているつもりでも、実はある種のフイルターを問うして、

見て、判断し行動している。

 そして、自分の世界観を創り出し、

自分の能力、自分の知識、自分の限界について信じ込でいる。

  思い込みは個人的であることもあるが、集団的思い込みもあると、

イギリスの経験論哲学者の祖と知られる、

フランシス・ベーコン(1561年~1626年)の著書『ノグム・オムガヌム』で

4 種類の イドラ(幻影)の観念によって誤った方向付けらで

偏見、妄想を抱き先入観に支配されていると指摘している。

イドラとは(幻影)

   人間の先入観的謬見(偏見・先入観・誤りなど)

4 種類のイドラとは

   1 種族のイドラ=自然性質によるイドラ

   2 洞窟のイドラ=個人経験のイドラ

   3 市場のイドラ=伝聞によるイドラ

   4 劇場のイドラ=権威によるイドラ

 フランシス・ベーコンはこの4種類を取り除いて、

 初めて、人間は真理にたどり着き、

 本来の姿を取り戻すことが出来ると説いている。

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