とことん青春!
愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。
 



名前は?           
菅野百合子         

政治が良くなりゃ暮らしも良くなるか     
そう…でも あの人がしている事は間違ってる
町のためでも私達家族のためでもない
 

政治ごっこか       
あの人を地獄へ流して

怨み聞き届けたり   

【依頼人】菅野春美 
【ターゲット】菅野郁志
     

超DQN親父が巻き起こした悲劇。
今作はDQNな親が多いですね(汗)。
「何を憎むべきか?」を考えさせられた回でもあるが、全体的には淡々と話が進んだのでインパクトには欠けていました。
前回の金巻脚本のインパクトが強烈かつ完成度が高かった事もありますけど。

同じくDQNな親が登場した第7話『絆』は今回と対照的に強烈なインパクトだったのですが、案の定、脚本は金巻先生でした(笑)。
西園氏はどちらかと言うと(『煉獄少女』の様な)起伏の少ない哀愁漂う脚本が持ち味なので金巻脚本との違いを比較しながら楽しませてもらった次第です。
15話感想。         

◆◆何を憎むべきか?◆◆               
どうして受け付けてくれないのよ?
こいつが地獄に流されればこの国は良くなるのに!
 

首相である大泉の名前を地獄通信に書き込むもエラーで弾かれ困惑する百合子。
最終的には父親が本当の怨みの対象である事に気付くのですが、地獄通信には依頼人の真の怨みの対象を見極める機能がある模様。         

必ずしも本名を書き込む必要も無く、今回の様に「お父さん」と書き込んでも受け入れられるみたいですね。
第2話『うたかた』でも、依頼人は犯人の本名を知らなかった事ですし。
地獄通信の謎に関しては今後も掘り下げられていく事になるんだろうな。         

◆◆手段の目的化◆◆
政治が悪いと何もかんも上手くいかねぇや!

自分の暮らしが貧しいのも全て政治の責任。
だから、国を変えようと選挙活動に乗り出す行動力は賞賛に値するが、妻に暴力を振るい娘をダシに使うとなると話は別。         

そもそも、当初のDQN親父の目的と手段は…                 

目的~国を変えて家族の暮らしを良くする
手段~国を変えるために選挙活動に従事する                 

であったはずなのですが…。             

現状では完全に手段が目的になってしまっています。
ゆえに、選挙活動に従事するために家族を犠牲にしており、本末転倒状態なんですね。
挙げ句の果てには、上手くいかない事を妻のせい・娘のせいにして「他責」に終始する始末。

手段の目的化の警鐘を鳴らすには良い題材だったと思う次第です。        

◆◆輪入道だが◆◆
さて、今回、積極的に依頼人に絡んだ輪入道だが、若い娘の姿にかつての主であった姫を重ね合わせているのか…。                 
しかし、襲われた百合子を助けるのは良いが、車輪に化けて手を出すのはアリなのか(汗)?

地獄の掟上、前作の閻魔あいの行動が認められず、今回の輪入道の行動が認められたのは、「殺意」があるか否かの違いによるのかもしれませんね。
今回は明らかに殺意は無く単なる脅しだった訳ですから。

◆◆地獄流し◆◆   
地獄行きは首相だろうがー!!           

最後まで憎むべき対象を履き違えたDQN親父。
彼は地獄の底でも「他責」を貫き通すんだろうな。         

しかし、今回の話においては、決して父親だけを攻めるべきではなく、母親も絆を保つためにできる事は無かったのかを考えるべきだと思う。
なぜなら、夫が悪いから家族は上手くいかないという「他責」の考えでは、結局、「他責」に終始した夫と何ら変わらなくなってしまうからだ。
その事を考えられなかった代償が死後の地獄行きなのでしょう。
少なくとも、力を合わせて乗り切れた時期もあったのだから、悔やまれる絆崩壊ですね。
一番の被害者は片親を失った娘の百合子な訳ですし。

こう考えても、「何を憎むべきか?」という問いに対する明確な答えを用意するのは難しい事だと思う次第です。                                   

後味は前回より格段に良くなったが話自体の完成度は前回の方が格段に上だった事を考えても、このシリーズは後味が悪い方が様に合うのかもしれませんね。
前代未聞の憂鬱アニメの続きが気になって仕方ありませんよ(笑)。

しかし、前回の話もそうだったが、この作品はバブル期の活況と失われた10年期の凋落を目の当たりにしてきた世代が作っているという事がよく分かる。
バブル期は豊かさに圧倒されて「怨み」の付け入る隙も無かったが、バブル崩壊により醜態を晒した惨めな日本には「怨み」が蝕む様になった、と。
『地獄少女』シリーズは今の時代だからこそ受け入れられる作品なのかもしれません。

次回は骨女の過去が明らかに?
楽しみです。

以上、15話感想でした。



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