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NHK 龍馬伝

2010-09-26 22:09:02 | Weblog
文句を言いつつも、結構観てるんですよ俺。

TV、本当に観ない人間なんですけど。まだアナログのままですし。
でもね、龍馬を始めとする、幕末・明治維新の志士が大好きなんですよ元々。

小山ゆうの「お~い!竜馬」と、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」をキッカケにして、幕末にハマったのです。
そこから色んな書物を読みあさりました。


結局、幕末史の何がそんなに好きなの??
と問われたら。


明治維新っていうのは、世界史上稀に見る、紛れも無い「プロレタリア革命」であるという一点に尽きます。

貧困層、被支配階級が中心とした、全てをひっくり返す様な一大革命であったからです。

こんな痛快な出来事は、人類史上最初で最後であったと思うのです。


勝てば官軍
武士の商法

そんな言葉が生まれたのもこの時期ですね。

ザンギリ頭を叩いてみれば、文明開化の音がする、ってね。



なんだかな~
もっとココは掘り下げろよ!ってイラッとしたりもしますよOA観てると。

ドコを?って訊かれたら、全てを、ですが。
例えば池蔵太という土佐藩士。彼は純粋無垢な武闘派で、天誅組挙兵、禁門の変にも参加したイケイケの壮士です。
それが海難事故であっけなく死んでしまう。
ドラマではお元に告ってから死んでる訳ですけど。
違うだろ!って思ってしまう。もっとあるだろ!と。



戦国時代の因縁を引きずりつつ、戦の無い平和な世を経て。
19世紀半ばの黒船来航に伴い、世界の中の一島国であるという、根源的な矛盾・弱点に直面、自覚するに至る流れがあって。

そこから湧き立つ怒涛の流れを表現するならば。
その真逆の、別な視点からのエピソードももっと取り入れるべきです。
物足りないんですよねイマイチ。




いつの世も。大衆に迎合し、人気を得たものだけが後世に語り継がれる。
俺の知る幕末史も、そんな枝管の一つに過ぎないのでしょう、その意味に於いてはね。。


じゃあ龍馬伝が面白くないのかと言えば、面白いんですよね。

幕末史=龍馬伝、って人が増えるんですよ実際。





真実は常に揺れ動くものですから。






ゆらめいているんですよ。真実さえも。






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