山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

12/20 『たぐる そして みらいへ』朗読&パフォーマンス開催します!

2017-12-04 | 活動日誌

皆さんは、現在杉並区内に広島・長崎の被爆者の方が350名くらいお住まいなのをご存知でしょうか?私がその人数や、区内小学校の授業で被爆体験をお話して下さっている事を知ったのは、区議になってからの事でした。それまでは、日本が唯一の被爆国であることは知っていたものの、生まれ育った東京からは距離があり、どこか遠いところで起きた事だと考えていたのかも知れません。

 

杉並区には昭和33年から核兵器廃絶のための平和活動を続ける「杉並光友会」という団体があり、講演会などを通してご活動をされています。平均年齢80歳を超えたとの事。区内小学校の授業でご自身の貴重な体験談をお話下さっている様子を録画して、後世へ遺すためのDVDの制作したいと考えチャリティー平和イベントを企画しました。夏ごろから仲間を集い、12月に開催の運びとなりました。

 

脚本&パフォーマンスを区内在住の俳優 山縣有人さん、そして体験集の朗読を私、山本あけみが致します。山縣さんとは、4月に主催した「太陽の蓋」の映画上映会&トークショーに一番最初にお申し込みをいただき、ちょうど山縣さんの「めぐりおと」という絵本の出版記念の催しに伺ったのがきっかけでお会いしました。パワフルにあふれ出てくる言葉の中には抱えきれない心の葛藤があり、聞く者のてらいをさらっと脱ぎ取り、次第に心に響いてくる、そんな印象を持っています。

 

片やプロのパフォーマンスを前に、私は、と言えば舞台上で朗読をするのは本邦初公開でやや心配が残ります。実は朗読が大好きで、ひとりの時間には時々思い思いの本を朗読していました。議場で一般質問を読むのとは違って、緊張するだろうなと今から考えています。

 

会のはじまりと終わりには、私の20年来の大ファンのピアニスト、ウォン ウィン ツァンさんの「光君のプレゼント」を会場の皆様に聞いていただきたいと思い準備中です。この曲は短くて単純な音運びの中に底抜けの優しさ、癒してくれる力を持っています。

「光君のプレゼント(ウォン ウィン ツァン)」https://www.youtube.com/watch?v=ocRR0VqAYYs

 

被爆と言う辛い体験を背負いながらも、この企画をきっかけに、被爆体験はしっかりと私たちや思いを共有する仲間が伝えていく事を感じ取ってもらい、ほんのちょっとでも肩の力を抜いて、会場の皆様と優しい気持ちを共有して貰いたいと考えています。

皆様是非会場にお運びくださいませ。

 

 

チャリティー平和イベント

『たぐる そして みらいへ』朗読&パフォーマンス

と き:平成29年12月20日(水)
         15:00~16:30(開場:14:45)
ところ:杉並公会堂 小ホール
    ( 東京都 杉並区上荻1丁目23−15)

    ※車いすのお席を用意しています。直接会場にお運びください。
参加費:2000円 
    ※必要経費を除き体験談DVD制作費となります。


◆以下、イベントチラシより抜粋


日々の忙しさの中で、私たちはみらいへの期待を感じとることを放棄しているようにさえ見えます。

「みらいを展望する。」それは過去を知ることから始めなければならないのではないか。
このプロジェクトはそんな想いからはじまりました。

昭和20年8月6日の広島市、9日の長崎市に投下された原爆は72年を経過してもなお、人々の心に言い表すことが出来ないくらいの傷を残しています。

『たぐる そして みらいへ』では、杉並区在住の被爆者の会「杉並光友会」の方々の体験談を、
舞台上で朗読とともに表現することで、私たちに過去を突き付けながらもみらいを展望するきっかけとなるよう祈りつつ、小さなホールで皆様とのひとときを共有したいと思います。


と き:平成29年12月20日(水)
         15:00~16:30(開場:14:45)
ところ:杉並公会堂 小ホール
    ※車いすのお席を用意しています。
     事前にお知らせください。
参加費:2000円 
    ※必要経費を除き体験談DVD制作費となります。


【杉並光友会・すぎなみこうゆうかい】
昭和33年から活動を始める。
核兵器廃絶のための平和活動を続ける杉並区民。
原爆被害者が力を合わせて、多くの人々の協力のもとに、健康な生活、介護等その他の問題を解決し、併せて核兵器の廃絶と原発による放射能汚染を止める運動、更に人種、宗教、性別等による差別をなくし、平和な世界の実現を社会に訴えることを目的としている。
近年、証言集「広島・長崎被爆者の体験談と想(おも)い−−核兵器のない平和な世界をあきらめない!」を発行し、600部を手作りし配布。その様子は毎日新聞でも紹介された。
区内小学校での体験談を語る授業の様子をDVDに収め、発行を目指している。
代表者 原田 英俊。


【山縣有斗(パフォーマンス・脚本・演出)】
俳優、脚本家、演出家として映像から舞台まで幅広く活動。
杉並区在住。
表現の自由のもと、舞台活動にて様々な問題を提議しドラマを生み出す。
近年、時代にメスを入れる作風の朗読演劇『Persona Train』は3度も再演され好評を得る。現在、伝えたい言葉をモノローグに乗せて心に訴えるソロパフォーマンスで幅広い層から支持を得て活動。
また、アーティストとして絵画も様々展覧会などに出展し精力的に製作。
所属:WIN2

【山本あけみ(朗読)】
趣味で朗読を続ける。インテリアデザイナー・建築士。
杉並区在住。
社会問題をテーマに取り上げた作品の映画の自主上映会を杉並区内で開催。
杉並区民のための平和記念資料館創設を目指し活動中。

主 催:『たぐる そして みらいへ』政策実行委員会
協 力:あきらめない仲間たち、杉並光友会
★協 力: ㈱フジパシフィックミュージック、シャルル、
      花咲かプロジェクト
★背景画:「ケツアール曰く」作:山縣有斗
★スタッフ:音響:隼人(phalconika)
      照明:佐瀬佳明(劇団ぱれっと)
      映像協力:高橋弘明
      使用映像「1945-1998」:橋本公
★協  力:劇団ぱれっと、phalconi