山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

平成23年 第4回定例会での一般質問のご報告です。・その1

2011-11-30 | 議会報告

先日、第4定例議会において一般質問をいたしました。

まだ、2回目ということもあり、緊張した中でした。


少々長いですが、全文を掲載いたします。

動画をご覧になる方は、杉並区議会のホームページをご覧ください。

(議会事務局の方は、議会中は大忙しです。一般質問の様子もすぐにホームページにアップしてくれています。感謝。)

http://www.gikai.city.suginami.tokyo.jp/vod/23-04/231121.htm

 

 

質問①はじめに「エコ住宅促進のための施策について」お伺いいたします。 

 

わが会派に属する安斉あきら議員から平成20年の第4定例会一般質問「今後の環境施策について」という質問がされました。 

 その内容は、洞爺湖サミットのテーマとして地球規模での環境問題が論議され議長国である我が国は、主導的役割のもと京都議定書の約束期間以降の新たな枠組みづくりと国際的な環境協力、さらには技術革新による低炭素社会の構築に向けた構想を提案したこと。 

 国内において再生可能エネルギーや原子力などのゼロ・エミッション電源の比率、太陽光発電の普及率の向上、省エネ技術を組み込んだ家電製品の普及促進、国内排出量取引制度、税制のグリーン化、 

カーボンフットプリント制度の導入などが示され、低炭素社会への移行に向けた第一歩を踏み出したこと 

 また、東京都において環境確保条例の一部見直により、少ない 

エネルギーの利用で快適な生活が送れるような都市へと転換を進めていく方針が確認され、そのためには、現在のエネルギー需要のあり方そのものを見直し、ライフスタイル、都市づくりや建築のあり方を含め、社会システムを変革していくことが重要であるとしたこと 

 国と東京都において同時期に低炭素社会への中長期な取り組みが 

示されたことを踏まえ、これを受けて杉並区においても従来からの杉並区環境基本計画や地域省エネ行動計画による先進的な環境政策を実践してきたことを踏まえ、国や東京都の取り組みとの整合を図る必要があるのではないかという提言がなされました。 

  

それに対してのご答弁の一部に「今後、家庭における省エネ対策の一層の普及促進を図るための施策のあり方については、国や東京都の動向を 

見きわめながら、環境基本計画の改定の中で検討してまいりたいと 

存じます。」とのことでした。 

 

それから3年が経過し、その間、日本には大きな出来事と動きがありました。 

 

 

 本年3月11日には東日本大震災が起こり、11月18日現在の警察庁の発表では、死者1万5839人、今まだ見つかっていない人の数3641人という 

未曾有の被害をもたらしました。福島第一原子力発電所の事故の影響による原子力発電所等の停止によって、今夏、一時的な電力不足に陥るとの懸念により、社会生活に多大な混乱をもたらすという事案が発生しました。 

今夏の電力不足への懸念、言い換えると 

「自分の生活においてもエネルギーの使用を根本から見直さなければならない。」という危機感ともいえる体験をしたのは国民にとっては始めての 

ことだったのではないでしょうか? 

 

 日本は第二次世界大戦の敗戦かの復興をとげ、高度成長期を通して飛躍的に発展をしてきました。昭和39年には東京オリンピックが開催され、敗戦からの完全な復興を印象付けました。昭和48年の第一次石油危機やその後の 

第二次石油危機を契機にエネルギー資源の大半を海外に依存せざるを得ない状況を踏まえ、石油等の燃料資源の有効な利用の確保に資することを 

第一の目的として、昭和54年に「エネルギーの使用の合理化に関する法案」いわゆる「省エネ法」が制定されました。この法律はその後に発覚していく地球温暖化の対策として平成9年の「気候変動に関する国際連合枠組み条約」の京都議定書の締結などを踏まえ当初のエネルギー資源の確保という目的から地球温暖化対策のためのCO2排出量削減という方向へ変化をしてきました。 

  

 そして平成20年の安斉議員の提言がされてからの3年の間には、国の動きにおいても環境配慮型住宅の施策に関連して大きな動きがありました。 

 

 それは平成22年12月に国土交通省により制定された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が交付をされたというものです。これは、これまで踏み込むことのなかった住宅・家庭の分野へ積極的に国として関与をしていこうという考えの現れであると考えます。 

 この国の動向を踏まえ、わたくしは杉並区においては何が出来るのか議論を始めることが必要だと考えています。この法案をにして杉並区独自の杉並区らしい、環境配慮型住宅、いわゆるエコ住宅促進のための総合的な施策が、いま、必要なのではないのでしょうか? 

現行の「杉並区環境基本計画」の中の将来像の中に、 

「省エネルギーで質の高い生活が定着」とのビジョンが示されています。これには「太陽光発電など自然エネルギーを利用した家庭や事業所が大幅に増えるとともに、環境技術の進展により、省エネルギーで経済的かつ快適な生活空間が実現されています。」とあります。杉並区を真の「環境先進都市 杉並」実現へと導きたいとするならば国の能動的な動きに呼応するような具体的な動きが求められているのではないでしょうか? 

  

 

 

そこでお尋ねいたします。 

杉並区らしい「住宅」の在り方をどのようにお考えでしょうか、現状の杉並区内の住宅の成り立ちを含めて区の見解をお伺いいたします。 

また、エコ住宅普及率の現状把握は行っているのでしょうか?そして、今後普及率を向上させていく必要性を認識しているのでしょうか見解をお伺いいたします。 

 


 

 

 


子供の行事に参加できなかった!!!

2011-11-30 | 「あれこれ」のこと

先日、子供が通う久我山幼稚園でお茶のお教室の参観日がありました。


議会中のため、出席できず、子供には何日か前から

「出席できなくてごめんね。」と話をしていたのですが、

その時はぴんと来なかったのか、嫌がる様子も無かったのですが、


いざ当日、ママ友達から

「お茶の時間になんだかほっぺが赤くて、目がウルウルしていたよ。」

とメールが入り、もしや熱が出たのかと思い電話をしてみると、、、


お茶の時間が始まり、他のお友達のママは来ているのを見て、

急に悲しくなってしまったとのこと。


必死に涙をこらえていたので、ほっぺは赤く、目がウルウルしていたのです。


その日の夕方幼稚園にいつも通り迎えに行くと、

何事も無かったような顔をしているものの、

私と目を合わせてくれない!!


男の子なので、あれこれとその日にあったことを話してくれないのは

以前から気づいていたのですが、

いっそこの日は、

「ママのばか!他のママは来ていたのに、ママだけいなくてすごく淋しかった!!」

とでもヤジってくれたほうが気が楽でした。


その事に触れようともしない様子を見て、

公務とはいえ、本当にかわいそうな事をしたと思いました。