12期生について

とにかく断章でも良いからブログに上げて行こうということで、通勤列車の中から携帯電話で書いておく。

友人数人と、12期生について意見交換をした。いずれもAKB48の初期から、かなりの回数を見続けて来た人たちである。

田野さん・岩田さんの2トップの技量や存在感についての評価は全員共通していたのだが、そういう視点とは別に「一人の劇場ファンとして」本人が注目したい子、という話をしたら、こちらもまた、3人とも見事なくらい一致して同じ名前を挙げたのだった。

ここでその個人名は書かないでおくが、全体曲では3列目や柱外が定位置の子だった。ルックスもあまり美人系というわけではないし、アイドル向きの「小さくてカワイイ」系でもない。ダンス経験者にも見えず、身体の軸がブレまくっている。

でも、笑顔いっぱいに、本当に嬉しそうに、そして一生懸命演じていることが、ひしひしと伝わって来る。思い切りやっているから身体の軸がブレてしまうのも仕方ないと思える。

こういう子が、それなりの未来に着地できるよう見守ってあげたいと思える、それこそはAKB48の初心ではなかったか。

そうやって頑張る人を、AKB48劇場の客席はちゃんと見ている。だから、たとえポジションに恵まれなくても、腐らず、迷わず、今できることにひたすら打ち込んで欲しい。あなたの真剣さを、劇場公演にかける意気込みを、決して見逃さない人たちが、必ずいるから。