ポスター商法施策「春の祭典」中止 (2/28)

2/28日付けでデフスターのサイト(URLは、ソニーミュージック)に、『AKB48ニューシングル「桜の花びらたち2008」AKB48劇場販売限定特典ポスター・コンプリート購入者ほか対象「春の祭典」ご招待施策中止のご案内』が掲載された。「ポスター商法」と揶揄された翌日の決断。

まあ、流れ的にしょうがないんじゃないですかね。
サイアクの場合、握手会も「飛ぶ(中止)」と思っていたので。

パッと考えて、CDが最も安い通常版で￥1250。施策チケが実質￥55000の値打ちだから「20倍ルール」を超えているという判断なのだろうか？今後は堅実に、商売して下さい。

自ら「イベント中止」という幕引きを選んだと言うことは「AKBの理屈」が世間一般には通用しない(どころか「独占禁止法」に抵触するかも知れない)と言うことを、キチンと自覚したと言うことになるであろう。今までの「アングラなノリ」では、済まされない規模になった、世間もそれだけ注目している、という意味では、良かったのではないか。「注意されなきゃ、何でもオッケー」なノリって、厄介ヲタじゃないんだからｗ。「桜の花びらたち」のイメージも、地に落ちた。とても残念。

ところで、「購入者『ほか』対象」ってことは、ほかにも参加手段がある(あった)のかな？そこが気になるｗ。


＜追記＞2/28　23:00
ようやく、22:30に公式ブログに掲載。でも、今日もガチャは普通にやっていたし、ポスター付きCDの販売も行なわれていた。44枚セットは「売り切れ」という名の発売中止だったようです。「ガチャ商法」には、問題ないのでしょうか。


＜追記２＞2/28　23:30
20:30過ぎに産経ニュースに『やっぱり無茶？ＡＫＢ４８「ポスター４４枚コンプリート」企画中止』が掲載されました。
「　同社は４４種類“コンプリート”を目指して、すでに同劇場でシングルを複数枚購入した熱狂的なファンを対象に、３月末日までＣＤの返品・返金を受け付けるという。」
……44枚どころか、複数枚購入だけで「熱狂的」と世間では言うらしいｗｗｗ。


＜追記３＞2/29　1:00
とうとう現在、ヤフーニュースのトップ画面に載っています。
タイトルは「独禁法に? AKB48の企画中止」。
まともにプロモートするより、注目度高いかも知れません(汗)。


＜追記４＞2/29　10:40
mixiニュースにも、載っていますね。『AKB48「ポスター44種類コンプでイベント招待」企画、「独禁法違反」のおそれで中止』。握手会が楽しみです。握手会や、B-3rdで、デフの担当者が謝罪ぐらいしないと、収まりませんね。

「ポスター商法」に、有識者が見解 (2/27)

2/26の15時付けでライブドアニュースに「ポスター商法(ランダム商法)」の記事が掲載されたのに続き、27日の21時45分配信のYahoo!ニュース(J-CAST)にも『「AKB48」のポスター景品商法　ネットオークションが過熱』という記事が掲載された。

前日のライブドアニュースの方は、比較的ライトな切り口というか「ようやるわ」的な文体であったが、今回のヤフーニュースの方は、「公正取引委員会の消費者取引課」に取材した見解や、有識者(消費者法が専門の村千鶴子東京経済大教授)の解説、それに、デフスターレコーズへの取材申込みと、硬派な正統派の切り口で迫っている。

ここで、有識者の見解としては「違法性を問うのは難しいと思う」としながらも、「私も確かにあざとい商法だなと感じており、現行法でよいのか再考しなければならない可能性が出てくると思います」と結んでいる。

デフスターレコーズは取材申込みに対し「担当者が会議中などの理由で」回答無しだそうで、今夜当たり必死に対応策に頭をひねっている段階であろうか。

公取委に話が行っているということは、以前デフスター絡みでの「CD等予約特典放置疑惑」と併せて『AKB胡散臭い』フラグが立ったかも知れず、今後の展開が気になるところ。記事を読んだ限りでは「(CD+ポスター)44枚セット￥55,000」には触れておらず、実際劇場に足を運んだりはしていない印象なのだが、果たして、今まで我が道を歩んできた「AKBの理屈」が、世間一般に対してどれだけ受け入れられるのか。

週末の握手会会場に、ワイドショー取材殺到！なんて事にならなければよいが……。

「並び禁止」措置に思うこと。

昔は、並びの列に対してスタッフの注意が厳しかった。「座り禁止」とか、スタッフが見回ってコマメに注意をしていた。今は状況の判らない「ご新規さん」が増えてるのに、チケット発売時刻の１時間前(平日)とか、２時間前(休日)まで、ほぼ放置状態が続いていた。

今回の並び禁止の背景には、「人件費の削減や、労働条件の緩和」も、一因として有ったのかも知れない。チケットの並びをやめさせてしまえば、スタッフの業務は８階で完結するので、暑さ・寒さ・悪天候や、聖誕祭などの早朝対応なども不要になり、労働条件はだいぶ改善出来るだろう。

そんな事なら、もっと早くから「並び禁止」にすれば良かったじゃないかとの声も出そうだ。例え並ばせたとしても、さっさと割込防止券(に相当する整理券)を渡して、再集合にすれば「差し当たっての」行列は解消出来る。券の譲渡などの問題は別として、他のイベントなどでも再集合方式は、よく使われている。それを今までやらなかったのは「毎日行列が出来ているんだよ」という状態を見せる事で『列で人気を「アピール」したかった』のではないかと思うのだ。割防を配って解散でもいいのに、ヲタ行列を宣伝に使っていた、と。宣伝効果とマイナス要因を比較して「そろそろ潮時」という判断がされたのかも知れない。

と言うのも、最後の並びの日に私も色んな友人と会話したのだが、ニューヨーク出身の某有名みぃちゃん推しの知り合いいわく、「『キンリンノジャマ』って言うけど、並んでる時間にこの辺の店、開いてないじゃない？ナットクデキナーイ！」……確かに。開いている時間帯に並んでるのって、平日10-11時の間ぐらいか。それに、何度か書いているがチケットでなくとも、B.L.T.やCD販売でも列は出来る。

小耳に挟んだ話によると、前の日の地方優先公演が伏線ではないかとの意見もあった。
「遠方じゃない人を見掛けた」という公式ブログのエントリ。当日私は劇場に行ってないので想像の域を出ないが、公演の前日からの強風の影響で交通機関が乱れ、地方から来れない人が続出した。メール予約で250超えていたらしいがキャンセルが多発。100超えたらしい。結果キャンセル待ちにもチケットを販売。噂では公演中も買えた、とも。それで「遠方じゃない人が紛れている」と思われて、当選者を完全掌握出来る『完全メール方式』が浮上したんじゃないか、とか。

せめて、「遠方優先公演は、この日にやりますよ」だけでも１ヶ月前ぐらいまでに出せばいいと思う。とりあえず「AKB48とはどんなものか、チームにこだわらずに、１度は見てみたい」という人も居るだろう。チームやメンバーが変更になるのは日常茶飯事なので、これはもう「諦めて」もらうしかない。

あ、今回は「並び禁止」が主題だったので、話を戻す。禁止と言えば「出入り待ち禁止」の時にもそうだが、「警察の指導」「近隣の苦情」が、常套句になっている。確かに、直接的な原因は「騒いだりマナーの悪い人」かも知れないが、「注意されてない事は、やっても構わない」という種類の人たちを、注意せずに放っておいたスタッフにも、問題が無いとは言い切れない。

日々の劇場公演に訪れる、たかだか200～300程度のヲタ相手でいっぱいいっぱいになっていては、今後ファンが増えていった際にどう対応するのか、心配になってきてしまう……。