赤坂でごはん 改め 恵比寿でランチ  錦糸町のごはん

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2月9日 幸助鮨  「シャリが独特な、寿司屋のにぎり」

2009年02月16日 | 亀戸
2月9日 幸助鮨
江東区亀戸6‐61‐5
3684‐9424

にぎり大盛1000円

「シャリが独特な、寿司屋のにぎり」

久しぶりににぎりを食べたくなった。
亀戸駅に近い、総武線の高架に沿って伸びる路地に、
お寿司屋を見つけておいた。

ランチタイムは、
にぎり1人前800円、にぎり大盛1000円、にぎり1.5 1200円、
ちらし900円、ちらし大1000円、
巻物(かっぱ・しんこ)各700円、
鉄火丼1400円。

店に入った時は1時前だったが客は少なく、
老人一人が自分と入れ替わりに出て行き、
しばらくして老女1人が来店する。
いずれもカウンターでなく、テーブル席にわざわざ座る。

自分は、一人で寿司屋に行くと必ずカウンターの大将の目の前に座る。
取り立てて、店の人に指図されない場合はだが、今日もそうした。

大将は、料理の鉄人・中村に似た顔。
ただ、仏頂面でなく言葉遣いも乱暴でなく、
客にも厨房のお女将さんにも柔らかい物腰で、感じはいい。
自分が入店した時は、アジを捌いている途中だったが、
何にしやしょう?とオーダーを取ってからは手際よくにぎり始める。

手元のアジは新鮮で、カウンターのネタケースには
あまり品揃えはあえてしていない。
こじんまりした店内はそうじが行き届いていて、
いい寿司屋の条件は満している。

へいどうぞ、と渡されたにぎりは、
写メの通り。

お椀もすぐに、用意される。

まぐろは、3貫。
2貫は、赤身。
もう1貫は、深い濃い色。
味はあまり変わらないので、
いずれも同じマグロの少し離れた赤身なのだろう、
と思って口にする。

最初の一口で気付いたが、
シャリは甘酸っぱくねっとりした口当たり。
口に纏わりつくが、悪い感じではない。

ネタを引き立てる少なめの量で、
サビの効かせ方も絶妙だ。

イカは、ネタを肉厚に切られていてイカの風味と
シャリとは違うねっとり感が口に広がる。
同時にシャリのねっとり感も、する。

ホタテも、同様の手法でにぎられている。

サーモンは、ネタが強く主張するからか
シャリは上品に少なめににぎってあり、
シャリとのバランスを計っているように感じた。

コハダは、酢が前面に出したもの。
あまり店の個性は、見えてこなかったが、
美味しく楽しめた。

赤貝は、肉厚で満足のいく大きさ。
鮮やかなオレンジ色で、
花のように綺麗に開いた形でにぎられている。
この金額でお目にかかれるとは思わなかった。

お新香は、たくあんが5切れ。
甘みが前面にくるもの。
ガリの存在も考えたから、だろう。

巻物は、かんびょうが2個。
甘くやわらかく煮たものながら、
しっかりした食感を楽しめた。

玉子は、シャリよりも大振りで厚め。
やはり甘く、かんびょう巻きとともにシメにふさわしい。

みそ汁のお椀には、厚く切ったブリカマと
ダイコンを細かい輪切りにしたものに、
緑色の浅葱がたっぷりめ。
ブリカマの身は崩れていないが、
旨いダシが出てきている。

大将の姿が見えないと思いつつ、
ここまで食べてたら、
この段で背後からコーヒーを用意してくれた。

みそ汁をありがたく楽しませてもらって、
お女将さんが最初に用意してくれたお茶を飲み干し、
そうして側に用意されたコーヒーに手を伸ばす。

お寿司屋らしからぬこだわりを感じる、
窯で焼かれたらしいコーヒーカップ。

わざわざ厨房に引っ込んで大将がいれてくれたようだが、
バニラの香りがするブレンドだった。

こういう形で食後にコーヒーがつく場合は、
あまり味は期待できないことが多いが、今日は違う。

せっかくなので、バニラの香りもたっぷり堪能させてもらった。

今後は、寿司屋の再訪問を考えているところだ。
これまで一回だけの訪問で、
ちらし寿司のみで終わってしまっている店に
再度行ってみようと思う。

この店も、このシャリが
ちらしや鉄火丼ではどうなるか、楽しみだ。

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