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日々の愚問:プレートから消えた物

2021-08-07 06:29:39 | 日記
懲役や罰金刑

 昔からその傾向はあったけれど、歳をとったら更に酷くなって。
私、思い込みが激しいのです。
何かの拍子にそうだと思ったが最後、正しい情報なのか否かも検証もせずに
信じ切ってしまいます。
 先日車を運転していて「あれっ?」と思ったのが、今回の思い込みの始まりでした。
いつの間にか世の中の掟が変わっている!
そう信じてしまったおバカな顛末です。

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問を
取り上げています。
今週は「自動車のナンバープレートのあれ」についてです。

 信号待ちで前方からやって来る車を何気に見ていて異変に気が付きました。
ナンバープレートにある筈の大きなネジが見当たらないのです。
 プレートの左上が定位置の、頭が他の物より二回りも大きく見えるネジ。
どうしてそれだけ大きさが不揃いなのか気になっていましたが、前方から来る
車のどれにも見当たらない。
目の前に停車している軽自動車の黄色いプレートにもありません。
 車を下りて前方に回り込むと、なんと自分の車のプレートにも無いのです。
以前は必ず取り付けられていたあのネジですが、知らぬ間に世の中の規則が
変わっていました。

 話題にしている頭のデカいネジの正体を調べてみたら、プレートを固定する
ボルトに被せたアルミ製の留め具でした。
名前を「封印」と呼ぶそうです。
 <プレートの取り外し防止の為に封印の取り付け義務がある。
これがないと公道を走れない。
違反すると懲役や罰金刑が課せられる。>
そんな大事なものが知らぬ間に世の中から消えていた理由とは?

驚きの安さ

 理由は明快でした。
つまり私の思い込みです。
 <封印は車両後部のナンバープレートの左側のボルトに装着し、前方はねじ止め
だけとする。>
だから前からやって来る車の前方プレートに無いのは当たり前の話。
 せっかく下りたのだから自分の車の後方も確認すればその場で勘違いに気付けた
筈でした。
手間を惜しんだ末に思い込み地獄に踏み込んでしまいました。
 では何故前方に止まっていた車の後部プレートには封印が見当たらなかったのか?

 これまた答えは明快でした。
それが軽自動車だったからです。
<日本では自動車は資産として捉えるので所有者を確定するために「自動車登録
番号標」を付け封印する。
一方軽自動車は登録制でなく届出制。
登録された資産として扱わないので封印の無い「車両番号標」を取り付ける。>
(ベストカーweb より)
 ちなみにこの変てこな決まりは日本独自の定めだそうで。

 大事な封印が破損や外れてしまったらどうするか?
<運輸局で封印の台座を購入し係員に封印してもらう。
費用は200円以内。>
びっくりする安さです。
 でも<公道を走る為の臨時運航許可申請が事前に必要。
手数料750円を払って仮ナンバーを取得する。>(ZURICH より)
 赤い車線の入ったナンバーをとりに行く手間を考えただけでも面倒な話です。

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