辛さのレベル
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 ベニタケ科 チチタケ属 ツチカブリ です。
森林公園の歩道を歩いていたら地面の白い物体と遭遇。
親指の太さの物がにょっきりと顔を出していました。
馴染みの姿とはちょっと違うけれど、どうやらキノコの様。
きっと生長すると傘を広げたステレオタイプになるのでしょう。
さて、名前はなんだろ?
きのこ図鑑をあれこれひっくり返して、ツチカブリの名前に至りました。
<幼時は半球形で次第に傘が開いてほとんど平らになる。
ほぼ白色だが老成すると不規則な淡褐色のシミが出る。
肉質はもろく、特別なにおいはない。
夏から秋に掛けて広葉樹の林内などに生える。>(Wikipedia より)
特徴から見てツチカブリに間違いなさそうです。
キノコとなれば気になるのは食べられるのか否か。
このキノコ、毒と言うよりも辛みが強すぎて食用には向かない、ほとんど
の解説にはそう書かれています。
<非常に辛みが強いが細かく刻み十分に水に晒して強い刺激性を持つ
乳液を洗いとれば食用になる。
また沸点の高いゴマ油などで熱処理すれば辛みも抜ける。>(Wikipedia より)
実際に口に入れたらどの程度辛い?
<あまりの辛さに瞬時に声が出るレベル。
舌がピリピリする。>(OSO的キノコ写真図鑑 より)
ちなみにロシアでは青トマトと共に香辛料や岩塩と漬け込んだものが
高級な前菜になのだそうで。(食と健康の総合サイト より)
何を被るか
味は分かりましたが、分からないのはその特徴的な名前の由来。
学名はLactarius Piperatusと言うそうですが、後半部分は「コショウの
様な辛み」を意味していると書かれていました。(OSO的キノコ写真図鑑 より)
学名からは謎の和名を解明するヒントはみつかりません。
「被る」状況から浮かんでくるのは床に就く時。
「布団を被る」ですが、これを雑草の世界に反映すると色々な景色が浮かびます。
春が訪れたあぜ道で、まばらに残る雪の中から頭をもたげるフキノトウ。
初夏に落ち葉や腐葉土を突き破って顔を出すタケノコ。
秋の気配が深まれば松葉の間から僅かに姿を見せるマツタケ。
どれもこれも被った雪や土や落ち葉を払いのけて出て来ますが、敢えて
「かぶり」は名前に付きません。
一方のツチカブリ、地中から顔を出しますがそれは大抵のキノコと一緒。
名前になる程の特別な事態ではありません。
そうなると土を被っているからツチカブリでは納得できません。
ならば「食らいつく」が語源に関係あるかも。
大口を開けて勢いよく食べる様子を表す「かぶりつく」の「かぶり」です。
でもツチカブリを観察しても何かにかぶりつく姿は想像できません。
この説も的外れらしいので、由来を推察する手掛かりはもうありません。
面倒な相手と遭遇してしまいました。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 ベニタケ科 チチタケ属 ツチカブリ です。
森林公園の歩道を歩いていたら地面の白い物体と遭遇。
親指の太さの物がにょっきりと顔を出していました。
馴染みの姿とはちょっと違うけれど、どうやらキノコの様。
きっと生長すると傘を広げたステレオタイプになるのでしょう。
さて、名前はなんだろ?
きのこ図鑑をあれこれひっくり返して、ツチカブリの名前に至りました。
<幼時は半球形で次第に傘が開いてほとんど平らになる。
ほぼ白色だが老成すると不規則な淡褐色のシミが出る。
肉質はもろく、特別なにおいはない。
夏から秋に掛けて広葉樹の林内などに生える。>(Wikipedia より)
特徴から見てツチカブリに間違いなさそうです。
キノコとなれば気になるのは食べられるのか否か。
このキノコ、毒と言うよりも辛みが強すぎて食用には向かない、ほとんど
の解説にはそう書かれています。
<非常に辛みが強いが細かく刻み十分に水に晒して強い刺激性を持つ
乳液を洗いとれば食用になる。
また沸点の高いゴマ油などで熱処理すれば辛みも抜ける。>(Wikipedia より)
実際に口に入れたらどの程度辛い?
<あまりの辛さに瞬時に声が出るレベル。
舌がピリピリする。>(OSO的キノコ写真図鑑 より)
ちなみにロシアでは青トマトと共に香辛料や岩塩と漬け込んだものが
高級な前菜になのだそうで。(食と健康の総合サイト より)
何を被るか
味は分かりましたが、分からないのはその特徴的な名前の由来。
学名はLactarius Piperatusと言うそうですが、後半部分は「コショウの
様な辛み」を意味していると書かれていました。(OSO的キノコ写真図鑑 より)
学名からは謎の和名を解明するヒントはみつかりません。
「被る」状況から浮かんでくるのは床に就く時。
「布団を被る」ですが、これを雑草の世界に反映すると色々な景色が浮かびます。
春が訪れたあぜ道で、まばらに残る雪の中から頭をもたげるフキノトウ。
初夏に落ち葉や腐葉土を突き破って顔を出すタケノコ。
秋の気配が深まれば松葉の間から僅かに姿を見せるマツタケ。
どれもこれも被った雪や土や落ち葉を払いのけて出て来ますが、敢えて
「かぶり」は名前に付きません。
一方のツチカブリ、地中から顔を出しますがそれは大抵のキノコと一緒。
名前になる程の特別な事態ではありません。
そうなると土を被っているからツチカブリでは納得できません。
ならば「食らいつく」が語源に関係あるかも。
大口を開けて勢いよく食べる様子を表す「かぶりつく」の「かぶり」です。
でもツチカブリを観察しても何かにかぶりつく姿は想像できません。
この説も的外れらしいので、由来を推察する手掛かりはもうありません。
面倒な相手と遭遇してしまいました。