おこーん
最近
映画館で観てきたのは
『ファーストマン』
でおなじみ
アカリノートです
Gozu!
*
一昨年一世を風靡した
ミュージカルラブロマンス
(…とみせかけた愛すべき変態)映画
『ララランド』の監督
デミアン・チャゼル氏の最新作
『ファーストマン』
人類で初めて月へ降り立った
ニール・アームストロングを主人公にした
ヒューマンドラマ
わたしはとにかく
チャゼル監督の撮る映画が好きなので
封切り直後に観て参りましたが
もう
『やっぱりチャゼル監督やってくれたわぃ』
の一言につきました◎
*
『とにかくいまだかつて観たことのない宇宙船映画』
どあたまから
飛行機の操縦シーンから始まりますが
すでにそこから斬新で
一切飛んでいる飛行機そのものを遠景から映さず、内部や顔のアップや機体側面だけの映像で表現されるのですが
そのせいで
『外部者』(外からの視点で観るもの)として映画を観ているつもりだったのにジワジワと『内部者』の感覚になってきます
初めは違和感なのですが、
その飛行シーンの見せ方がわりと終盤まで続く(ただ終盤には全く違った撮り方もあり映像的な緩急だけで感動させられます)ので
後半の宇宙船打ち上げの緊迫したシーンでは
完全に『内部者』としていままで味わったことのない『映画的宇宙船打ち上げ』を体験することができました!
(最終的にはドキドキがはち切れて大爆笑しちゃってました!(笑))
そんな宇宙船映画(しかもかなり徹底的に計算された)のとりかたを私はやまだかつて知りません!
*『とにかく闇深いヒューマンドラマ』
前作『ララランド』も前前作『セッション』も
一応音楽映画というスタイルはとっていましたが
私にとってはどちらも上質な『ヒューマンサスペンス(時にホラー(笑))ドラマ』で(笑)
ちょっとおかしな人同士が
出会っちゃって、さらにどんどん
おかしく(可笑しく)なって
回りを(もしくは観客を)も巻き込んでいく様を
音楽や恋愛要素を用いて(もしくは皮を被せて(笑))描かれていたように
わたしは感じていて、そこが
チャゼル監督の小気味良さだと思って敬愛していましたが
今回の『ファーストマン』でもその良さが
存分に発揮されていました
様々なものを抱えて
それでも月へ行かなくてはならない夫と
死ぬかもしれない夫を見送らなくてはならない妻
国の無意味な虚勢に振り回される人々
やっぱりチャゼル監督は
ちょっとだけ異常な(可笑しな)人々を
ひとつのテーマのなかで
主人公として(まっとうな存在として)
観客に許容させる描きかたが巧いんだと
改めて思いました
(それはきっと何よりも『映画的』だし
何よりもの『映画愛』だと思います◎)
詳しくは是非ご鑑賞あれ◎
*『とにかく安定のライアン・ゴズリングと圧巻のクレア・フォイ』
主演は『ララランド』のライアン・ゴズリング。影のある主人公をやらせたらピカイチな彼は今回もかなり当たり役◎
虚ろげで抑制の効いた演技は素晴らしかったです。
そしてなにより妻役のクレア・フォイ。最近演技派として赤まる急上昇中の彼女の演技は圧巻!静と動を使い分け、この映画を一級の『ヒューマンサスペンスドラマ』にしていました!(特に静の時の絶妙な心理描写に震えました!)
クレア・フォイ、ぜひ名前を覚えておいてくだされ!ズバッ!
*
『とにかくバランスのよい『脚本』『音楽』『撮影』『特殊効果』がスゴい』
脚本は『スポットライト』でアカデミー賞をとったジョシュシンガー。人物掘り下げとストーリー転換のバランスがよく2時間半の長尺も一切気にならず。
音楽は『ララランド』でアカデミー賞をとったジャスティンハーウィッツ。けしてララランドのような派手な曲はなかったけれど映画にぴったりと寄り添うような淡々とした曲が印象的。
撮影ではいくつかのレンズのカメラを使い分けていたようで、そのどれもが効果的。特に月面の映像は美しすぎて息を飲むものでした◎
さらにその場面に挿入される『完全無音』の時間が実に効果的で
『ああ、この映画を映画館で観てよかったなぁ』と心底感じました◎
(本当に映画館で体感していただきたい!)
というように
各パーツが絶妙なバランスで噛み合って
『ファーストマン』は非常に観やすいのにしっかり感情を揺さぶられる作品となっていました!
*
といった感じで
ずらり書きましたが
徒然すぎて&稚拙すぎて
伝わりづらくて申し訳ありませぬ
が
とにかく
『ファーストマン』は
間違いなく私の大好きな
デミアン・チャゼル監督の
渾身の新作であり
間違いなく
映画館で観るべき映画であった
ということでありました!
とりあえず
『ララランド』観て
「きゃ~♪あのララランドの監督の新しい映画だって~!
超やばくな~い?絶対次のデートで観に行こうね~っ!」
ってなって観に行ったハッピーな方々を
完全に突き放してから
奈落に突き落としたあげく
振り回して放り投げて
最後にはストンと優しく月に降り立たせる……
そんな最高の仕上がりの映画でありました(笑)
ぜひ!映画館で!
ズバッ!
*
ちなみに今月公開の映画で
もう1本のオススメは
ヨルゴス・ランティモス監督の
『女王陛下のお気に入り』です!
今週末公開!
こちらもぜひお見知り置きを!
ズババッ
ほなーすとまん
【ライブ情報】
★→対バン形式 ☆→ワンマンまたは自主企画
☆2月15日(金)@厚木ゆめの木(アットホームライブ午前)
☆2月15日(金)@海老なゆめの木(アットホームライブ午後)
★2月16日(土)@阿佐ヶ谷タバサ(山路くん企画!)
☆2月24日(日)@下北沢Wasted Time(バータイムワンマン)
(開演20時~/投げ銭制/バーでゆっくりワンマンです!ぜし)
★2月28日(木)@柏WUU
★3月10日(日)@下北沢バラックブロックカフェ(宏菜氏企画)
★3月18日(月)@高円寺楽や(詩野氏企画)
★3月23日(土)@新高円寺STAX FRED
★3月30日(土)@静岡浜松esquerita68
☆3月31日(日)@静岡浜松天小屋
☆3月31日(日)@静岡清水長澤理髪店(希望)
★5月31日、6月1日@福岡ツアー(山田庵巳くんと一緒)
最近
映画館で観てきたのは
『ファーストマン』
でおなじみ
アカリノートです
Gozu!
*
一昨年一世を風靡した
ミュージカルラブロマンス
(…とみせかけた愛すべき変態)映画
『ララランド』の監督
デミアン・チャゼル氏の最新作
『ファーストマン』
人類で初めて月へ降り立った
ニール・アームストロングを主人公にした
ヒューマンドラマ
わたしはとにかく
チャゼル監督の撮る映画が好きなので
封切り直後に観て参りましたが
もう
『やっぱりチャゼル監督やってくれたわぃ』
の一言につきました◎
*
『とにかくいまだかつて観たことのない宇宙船映画』
どあたまから
飛行機の操縦シーンから始まりますが
すでにそこから斬新で
一切飛んでいる飛行機そのものを遠景から映さず、内部や顔のアップや機体側面だけの映像で表現されるのですが
そのせいで
『外部者』(外からの視点で観るもの)として映画を観ているつもりだったのにジワジワと『内部者』の感覚になってきます
初めは違和感なのですが、
その飛行シーンの見せ方がわりと終盤まで続く(ただ終盤には全く違った撮り方もあり映像的な緩急だけで感動させられます)ので
後半の宇宙船打ち上げの緊迫したシーンでは
完全に『内部者』としていままで味わったことのない『映画的宇宙船打ち上げ』を体験することができました!
(最終的にはドキドキがはち切れて大爆笑しちゃってました!(笑))
そんな宇宙船映画(しかもかなり徹底的に計算された)のとりかたを私はやまだかつて知りません!
*『とにかく闇深いヒューマンドラマ』
前作『ララランド』も前前作『セッション』も
一応音楽映画というスタイルはとっていましたが
私にとってはどちらも上質な『ヒューマンサスペンス(時にホラー(笑))ドラマ』で(笑)
ちょっとおかしな人同士が
出会っちゃって、さらにどんどん
おかしく(可笑しく)なって
回りを(もしくは観客を)も巻き込んでいく様を
音楽や恋愛要素を用いて(もしくは皮を被せて(笑))描かれていたように
わたしは感じていて、そこが
チャゼル監督の小気味良さだと思って敬愛していましたが
今回の『ファーストマン』でもその良さが
存分に発揮されていました
様々なものを抱えて
それでも月へ行かなくてはならない夫と
死ぬかもしれない夫を見送らなくてはならない妻
国の無意味な虚勢に振り回される人々
やっぱりチャゼル監督は
ちょっとだけ異常な(可笑しな)人々を
ひとつのテーマのなかで
主人公として(まっとうな存在として)
観客に許容させる描きかたが巧いんだと
改めて思いました
(それはきっと何よりも『映画的』だし
何よりもの『映画愛』だと思います◎)
詳しくは是非ご鑑賞あれ◎
*『とにかく安定のライアン・ゴズリングと圧巻のクレア・フォイ』
主演は『ララランド』のライアン・ゴズリング。影のある主人公をやらせたらピカイチな彼は今回もかなり当たり役◎
虚ろげで抑制の効いた演技は素晴らしかったです。
そしてなにより妻役のクレア・フォイ。最近演技派として赤まる急上昇中の彼女の演技は圧巻!静と動を使い分け、この映画を一級の『ヒューマンサスペンスドラマ』にしていました!(特に静の時の絶妙な心理描写に震えました!)
クレア・フォイ、ぜひ名前を覚えておいてくだされ!ズバッ!
*
『とにかくバランスのよい『脚本』『音楽』『撮影』『特殊効果』がスゴい』
脚本は『スポットライト』でアカデミー賞をとったジョシュシンガー。人物掘り下げとストーリー転換のバランスがよく2時間半の長尺も一切気にならず。
音楽は『ララランド』でアカデミー賞をとったジャスティンハーウィッツ。けしてララランドのような派手な曲はなかったけれど映画にぴったりと寄り添うような淡々とした曲が印象的。
撮影ではいくつかのレンズのカメラを使い分けていたようで、そのどれもが効果的。特に月面の映像は美しすぎて息を飲むものでした◎
さらにその場面に挿入される『完全無音』の時間が実に効果的で
『ああ、この映画を映画館で観てよかったなぁ』と心底感じました◎
(本当に映画館で体感していただきたい!)
というように
各パーツが絶妙なバランスで噛み合って
『ファーストマン』は非常に観やすいのにしっかり感情を揺さぶられる作品となっていました!
*
といった感じで
ずらり書きましたが
徒然すぎて&稚拙すぎて
伝わりづらくて申し訳ありませぬ
が
とにかく
『ファーストマン』は
間違いなく私の大好きな
デミアン・チャゼル監督の
渾身の新作であり
間違いなく
映画館で観るべき映画であった
ということでありました!
とりあえず
『ララランド』観て
「きゃ~♪あのララランドの監督の新しい映画だって~!
超やばくな~い?絶対次のデートで観に行こうね~っ!」
ってなって観に行ったハッピーな方々を
完全に突き放してから
奈落に突き落としたあげく
振り回して放り投げて
最後にはストンと優しく月に降り立たせる……
そんな最高の仕上がりの映画でありました(笑)
ぜひ!映画館で!
ズバッ!
*
ちなみに今月公開の映画で
もう1本のオススメは
ヨルゴス・ランティモス監督の
『女王陛下のお気に入り』です!
今週末公開!
こちらもぜひお見知り置きを!
ズババッ
ほなーすとまん
【ライブ情報】
★→対バン形式 ☆→ワンマンまたは自主企画
☆2月15日(金)@厚木ゆめの木(アットホームライブ午前)
☆2月15日(金)@海老なゆめの木(アットホームライブ午後)
★2月16日(土)@阿佐ヶ谷タバサ(山路くん企画!)
☆2月24日(日)@下北沢Wasted Time(バータイムワンマン)
(開演20時~/投げ銭制/バーでゆっくりワンマンです!ぜし)
★2月28日(木)@柏WUU
★3月10日(日)@下北沢バラックブロックカフェ(宏菜氏企画)
★3月18日(月)@高円寺楽や(詩野氏企画)
★3月23日(土)@新高円寺STAX FRED
★3月30日(土)@静岡浜松esquerita68
☆3月31日(日)@静岡浜松天小屋
☆3月31日(日)@静岡清水長澤理髪店(希望)
★5月31日、6月1日@福岡ツアー(山田庵巳くんと一緒)