私の本業は機械の設計ですが教員の免許や
その他の資格を利用して現場教育や
出張授業みたいな事をする事があります。
一昨年、その様な仕事をしている時、なぜか
ビデオ撮影。あと、普段は居ない白人の男性も数人。
理由を聞いたら会社案内を製作する。あと白人の方も
講義を行うとの事。
そこで挨拶の為に白人の方と話をすると英語が聞き取りにくい。
出身を聞いたらロシアだと聞いてロシア語で挨拶。
「ズドラーストビィーチェ」
もうすっかりご無沙汰でしたが挨拶くらいは
伝わりました。
さて、撮影開始。
私はいつもの様に日本語で講義をしますが
今回のテーマは白人の方とリレー方式で
繋ぐ必要があったので少し戸惑う。
そこでもさすがアシスタントのアキさん、
私をフォローしてくれます。
そしてリレー方式で続きを白人の方が
講義を始めましたが様子が変。
その白人の男性専門の通訳の女性が
真っ青な顔をして固まってしまった。
私とアシスタントのアキさん、お互いに
見つめ合って合図をする。
「これ、英語じゃないよね?」
結局、同時通訳は無く、淡々と白人男性の
講義が終わり、ビデオ撮影したものを後日、翻訳を
するとの事でしたがやっぱり様子が変。
カメラマンと白人担当の通訳の女性が
揉めている。
アキさんになんで揉めているの?ちょっと
こっそり行って聞いてきてって言ったら
白人担当の通訳の女性が
「私はロシア語の翻訳は出来ません」
とカメラマンと言い合いをしているとの事。
その白人男性も日常会話なら多少の英語は
使えますが専門用語はロシア語になってしまう。
つまり英語の通訳ではなくロシア語の通訳が
必要なのになぜか英語の通訳が来てしまったらしい。
そう考えるとアシスタントのアキさんは専門用語を
バシバシ英語でも中国語でも翻訳してくれるので
ありがたい存在です。
でも、講義を受けている連中、誰も英語かロシア語か
理解していない。
誰か1人くらい、指摘しろよって思ってしまった。
カメラマンの男性、マイケルジャクソンばりの
黒いマスクをしたちょっとビジュアル系の方でしたが
白人の男性の通訳と言い合いが始まった時には
その黒いマスクを外して怒りまくってました。
笑っちゃいけないけどビジュアル系のカメラマンが
自分のポリシーとも思える黒いマスクを外してまで
怒りまくっている姿は悲劇というより
喜劇みたいで笑ってしまいました。
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