りかのひとりごと

日々のひとりごとを書いています。       

あかな りか

一周忌法要のうちあわせ

2018年04月25日 16時28分00秒 | 日記
昨年の五月に父が亡くなって もうすぐ一年がくる

昨年の今頃は 父はもう息が苦しくて

食事もほしがらず

一日ベットで横になっていた

毎日点滴をして命をつないだ

介護士さんに心を閉ざし

きつい言葉をあびせる場面もあって

父らしからぬ姿にびっくりすることもあった

わたしは父の機嫌をとりながら ひげをそり

口の中をきれいにし

あたたかいタオルで顔をふいて

乾燥した足にクリームをぬった

父はひとりで起き上がる力はなくて

介護士さんに抱きかかえてもらって ポータブルトイレに座った

動くと息はさらに速くなり

排泄行為は最後まで父を苦しめることになった

どうしてこんなに息が苦しいかとたびたび父はわたしに聞いた

高熱もでて

一日一日 父の呼吸状態は悪くなり

入院をして わずか六日目で父は亡くなった


一年前 確かに父は生きていたのに

わたしのそばにいたのに

今はどこにもいない

一周忌法要のうちあわせをした帰り道

バイオリンの音色を聴いていたら

ふいに涙がでてきた

ぽろりぽろりと涙がでてきて

いつまでもわたしは泣いていた