赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

ウクライナ情勢

2023-12-26 00:00:00 | 政治見解



ウクライナ情勢 :231226情報


イスラエルとパレスチナの武装組織ハマスの戦争で、ウクライナの防衛戦争がすっかり影をひそめてしまいました。報道もほとんどされません。

現在の情勢について、国際政治学者の意見とロシア寄りの見解を持つ方の意見を併記して、情報不足に陥っている現在の情勢の一端を垣間見たいと思います。



ウクライナ兵は本当にロシア軍に投降しているのか?

この話題に関して、元ネタはロシアのノーボスチ通信です。ロシア側に投降したウクライナ兵が、ロシア軍に身を投じてウクライナ軍と戦っているというショッキングな話が書かれています。去年はウクライナ側が、今の現体制のロシア人が部隊を作ってロシア軍と戦っているということを言っていました。最近、そのような報道は出ておりませんが、それとは全く逆のことをノーボスチ通信が言っているのです。

これに関して、11月9日付けのAP電が「真相は定かではないがノーボスチ通信がこういうことを言っている」と報じました。確かに、ウクライナ軍の士気はあまり高くありません。若者が兵役逃れをするということもあり、ウクライナの兵隊の平均年齢40歳以上とも言われています。

それから、兵士不足のため、女性の徴兵まで準備しているそうです。確かに女性でも自ら応募して戦っている人も既にいますが、女性の徴兵準備も進められていると言われています。女性が戦うようになると、その国は負け戦となっていくでしょう。

ウクライナ側では反転攻勢を一生懸命やっていて、ロシア側の死傷者が急増していると言っているのですが、この真相もわかりません。プーチンは3月に大統領選を控えているため大きな成果が必要となり、無理な攻勢を仕掛けています。それで死者が増えているのだろうと、ウクライナ側に立った報道は言っています。

アメリカの大統領選挙では、即時停戦を訴えるトランプ前大統領がバイデンを大きく引き離している状況です。これはウクライナのことを考えても、ウクライナ人が死んでいくというのは将来的にウクライナを危うくするものではないかという考え方もあると思います。

東部地方やクリミア半島まで含めてロシアが占領中で、そこを実際に奪還するのは非常に難しい状況になっているでしょう。無理して奪還しようとすれば、ウクライナ側の死傷者がどんどん増えていってしまうという状況です。特にウクライナ政府が腐敗しているということがわかってきているので、西側のウクライナに対する経済援助、軍事援助を出しづらくなっていて、それを躊躇するような状況になっています。

すでにアメリカが典型的にそのような状況になっているのです。ロシアが言っているように、ウクライナ側から続々と投降兵が出ていることがプロパガンダではなく事実であれば、ウクライナは停戦・休戦に応じざるを得ないのではないかと考えます。



ロシア通の物理学者からの情報

ウクライナは、壊滅的敗北のようです。もともと、ガスもオイルも金属(兵材料も、兄弟ロシアからの特別安値に依存しながら、GDPで10倍異なる国と戦争を始めたので、援助が無ければ、勝ち目がありません。

2022年には、GDPの33.6%の軍事費をつぎ込み、$換算でロシアの半分の軍事費捻出、西側の援助を入れると、ロシアの数倍の軍事費ですから、ウクライナは強いはずです。 それでも、国境1000kmの戦線では、点での進軍突破を大本営発表しても、実態は、ほとんど進展が無いようです。

真珠湾攻撃時の米国と日本(90億ドル)とのGNPの差は12倍、石油備蓄は米国の700分の1、しかもその石油の80%が米国依存でしたので、この日米関係は、ウクライナとロシアとの関係とよく似ています。日本は、海外からの援助も無く4年も持ちこたえたのですから、アッパレでしょうか???



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