ちくわブログ

ちくわの夜明け

あんこ

2019-02-17 22:43:14 | 
名古屋といえば関東と関西に挟まれたその存在の薄さを打ち消すかのように、愛知万博以降はわたしが知らないような「名物」が数多く生まれた。
中でも食い物に関して言えば、「名古屋めし」と呼ばれる変なものから実際うまいものまで「そうかこれは名物だったんだな」と納得させられるものも多い。

そこには名古屋の市民性と東海三県の文化を咀嚼反映した地域性もうかがえる。

以上、分かったようなことを書いているけど、実際生まれてから19年住んでいた身としては何が何でどういった背景でこれが名物なんだろう…というものも少なくない。

特に小倉あん。


小倉トーストやしるこサンドで有名だが、そういう食い方をしているだけで名古屋はあずきの名産地だという話は聞いたことがない。
近年では駄菓子で注目されるように、お菓子文化と名古屋は切っても切れない関係性があるようだが、それがそもそもなぜなのかも分からない。


先日、岐阜へ撮影の仕事があったため名古屋の実家へ帰った。
駅まで両親が迎えに来てくれたので、その帰りに喫茶店に寄った。
少々腹が減っていたため、コーヒーと一緒に小倉ホットケーキを頼んだ。
ママさんは手早く冷蔵庫から井村屋のゆであずきの缶詰を取り出し、ホットケーキを焼き始めた。

「えっ…」

と思って調べてみたら、井村屋は三重県の菓子メーカーだった。



岐阜に用事があって名古屋の喫茶店で三重のあんこを食う。
運ばれてきた小倉ホットケーキを口に運ぶと、古い喫茶店に東海三県のインスタントかつ厳かな重奏が胸を打った。



うそ。
めちゃくちゃ安っぽい味だった。



--------------------------------------------------------------------

名古屋本 (エイムック 3670)
クリエーター情報なし
エイ出版社

井村屋 ゆであずき2号缶 1000g
クリエーター情報なし
井村屋

日本の異界 名古屋 (ベスト新書)
クリエーター情報なし
ベストセラーズ
コメント   この記事についてブログを書く
« 帰省2019 | トップ | 斎藤潤一郎外伝「カミさん」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事