土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

たけのこ掘りその3

2008-03-22 00:00:40 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記
 
 この画像は発見難易度ウルトラDのもので地面から5センチほど下にありました。



 この日の収穫です。

 私の住む集落は奥の谷といいますが、この竹やぶは「タニノオク」という地名です。奥の谷の筍は美味しいという評価をもらっています。私が子供の頃は祖母が筍をスーパーカブに載せて安芸のまちへ行商に行っていました。父が軽四に乗り始めてからしばらくは高知市の公設市場まで出荷していました。朝ほって出荷していたのですが評判になって高値で取引されていたそうです。

 土地の相性がよくて美味しいものを朝掘りで持って行くのですから特別に美味しいはずです。

 この時期まだサイズは小さいですが旬になると1本が4キロをこえこえるようなものがぞろぞろ出てきます。掘るのも山から運び出すのもたいへんです。

たけのこ掘りその2

2008-03-21 23:58:54 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記

 写真は発見容易な順に並べたものです。左からA B C。

昨日探して見つけた筍の近くに枯れ枝を挿して目印にしてありました。写真のようにA~Cとありますが本当はウルトラ級に発見が難しいクラスDがありますが写真に撮っても判らないので省きました。

 何々、Cもどこにあるか判らんですと。それはですね、写真の中央がモッコしと盛り上がっておるでしょ。そして地面に大きなヒビがあるでしょ。モウ!

 Dクラスになると数十年筍を探してきたプロ(わたくしのような)でないと判別がつきません。ナニを偉そうにと思われるかもしれませんが事実です。直径50センチほどの円で囲ってこの範囲に筍があると教えてもほとんどの素人には判らないのです。

 筍の味は土地によって違いますが同じ土地なら「地面からどれだけ下にあるか法則」で決まります。

 筍の味を左右する最大のものはエグ味と硬さでしょう。エグ味は地表に出て太陽光を浴びて黄色だった肌が緑に変わった頃から出てきますし、掘りとってから時間が経つにつれ多く出てくるのです。
 
 硬さもしかりです。

 A,Bクラスだと茹でて灰汁抜きしますが、C、Dクラスですと掘りとってすぐなら刺身で食べる事ができます。焼き筍も美味しいです。

田植えの準備

2008-03-20 17:16:42 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記
 春分の日。

 数日うんと暖かかったのですが今朝までの雨の後、風が強く吹いて少し肌寒い日でした。こんなのを花冷えというのでしょう。

 母が例年どおりおはぎをつくってくれたので昼はそれをほうばりました。

 早稲の田植え準備で田起こしをしました。品種はコシヒカリ、4月上旬には田植えの予定です。

 ここ数年オケラ(昆虫)を滅多に見なくなりました。今日は一匹も見る事ができませんでした。以前はトラクターで耕すとゾロゾロとでてきていたのですが。いったいどうしたのでしょう?丈夫なスコップのような前足で田んぼの畦に小さな穴を無数にあけるので水持ちが悪くなり困るほどいたのですが。

 あれ?オケラはどうしたのだろう?と思いはじめたのは3~4年前ほどからだったかもしれません(いやあ もっと前だったかしらん?)。そういえばアメンボウもぐっと減ったようです。農薬のせいでしょうか。

 家の上にある孟宗竹の竹やぶに筍を探しに行ってみました。3月15日に初めて筍を掘ってぢばさん市に出荷し、18日に2回目、今度出荷すると3回目になります。
 
 市で筍を見て「えらい早いねえ」と声をかけられましたが、早い場所では筍は11月ごろから出始めるのです。昔は正月前にわざわざ40キロも離れた高知市の市場に出荷していました。ずいぶん高額で競り落とされていましたが、中国から輸入され始めて価格が暴落し以来止めています。

 今年は筍の表年、豊作が予想されます。今日は12本見つけました。

錯覚の話

2008-03-05 21:45:18 | 狩猟とナイフ

 写真:2008年3月2日にとった57㌔の雄です。カンカン(ハカリ)に乗せて検量。右側は毛抜き処理中です。

 イノシシを仕留めると、はたしてこの個体は何キロあるのだろうと思います。そのとき見た目で計量しますがほとんどの場合錯覚をします。大型はより大きく、小型はより小さいと判断する事が多いのです。

 この傾向は私だけでなく相棒もそうですし、猟をする人はほとんど同じです。

 その判断の分岐となるサイズは40キロ前後なのです。それより大型になるとより大きく見え、小さくなるとより小さく見てしまいます。ちなみに私はこの57キロのイノシシをハカリに乗せるまでは65キロほどであろうと見ていました。

 私はイノシシを獲るとできるだけ家で処理するのですがその際はハカリにかけて計量しています。ほとんどの場合、錯覚をしています。

 わざわざ計量する人は少ないので「80キロばあ(ほど)のイノシシを獲った」と聞いた場合、70キロ前後なのだと思うとよいでしょう。 

ワナ(1)

2008-03-05 07:13:00 | 狩猟とナイフ
 
 写真:バネ式足括りワナです。左がバネとワイヤーと標識(白い札)、右が引き金(センサー)をとめる道具(コザル)です。

 バネ式括りワナでもっともシンプルな仕掛けです。ワイヤー部分がきれいに写ってないので判りにくいですが、二つのワッカになった足括り部分のワイヤーを地面(イノシシの通り道)に置いてセンサーを張ってイノシシが触るとバネが弾いてイノシシの足を括る仕掛けです。

 シンプル=ベストといいますが、まさにその通りでヒトの痕跡が残りにくく設置も簡単で私が多用する仕掛けです。


画像:仕掛けをセットしたワナ。