☆階段から転げ落ちて・・・☆

Ｆ・芳枝さん　（Ｓ１０．５．１９生・女・主婦）

主訴は首・腰・膝・手指の痛み。

３０年前、打撲による関節炎で、左ひざに水が溜まり、２０回以上抜いたことがある。Ｓ．５７年、階段から転げ落ちて以来、体調が悪くなる。

Ｓ．５８年。平成１１年にも階段から落ちている。

病院で、頚椎３～５の狭窄、背骨もずれているといわれた。

１０年以上前に、膀胱ポリープの切除手術。

手指の痛みはへーベルデン結節との診断。

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Ｈ１５．５．２日来院。ＳＬＲ１／３．仙骨にダウン。

骨盤および骨格に著しいゆがみ。

逆Ｓ字側湾。股関節左前方、右後方転移。

ＢＣでは、１０回くらいでかなり改善する・・・と。

腹屈静圧を除く軽い基本療法。

＊冷えが強いので、家庭での足湯や、半身浴を指導。

５．５日。ＳＬ．Ｌ１／２。

５．８日。腹屈硬し。股関節（特に左）硬し。

５．１１日。体がだいぶ楽になってきた、と言って、今日はいろいろと話をしてくれた。

骨粗しょう症（骨密度７．８）といわれているので、カルシュームとカスピ海ヨーグルトを常用している。持病の高血圧をヘルストロンという器具で安定させている。

ご主人が超多忙な公職についているので、肉体的精神的ストレスが大きいこと、などなど・・・

５．２７日。今日で８回目。このころから仙骨アップへと変化。

「歩くときに、両股関節に痛みが出るようになった」

一時的な、改善反応とのＢＣ。

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６．６日。今日で１０回目。

「痛みがほとんどなくなってきたので、（通院をやめても）もういいかな？と、夫に話したら、せっかく良くなってきたんだからもっと続けなさい、と言われました」

以降週１回ペースでしばらくは・・・とのＢＣ。

６．１２日。「片付けものをしたら、また少し腰が痛くなりました」

施術後、痛みは消失。

＊この日の夜、私は慢性十二指腸潰瘍による胃穿孔を起こし、翌日から入院。

Ｈさんは病院まで、ご夫妻で見舞いに来て下さいました。

退院後、ご連絡を差し上げましたが、

「おかげさまで、今のところなんでもありません。また痛くなったらお願いします」

＊以降、きょう（Ｈ２０．２月）までの再来無し。

★２５年来の首・肩背部の痛み★

Ｎ・Ｈさん（Ｓ３０．　１２．４生。男・瞑想教師）

前述のアーユルヴェーダ関連。

主訴は２５年前からの首、肩背部の痛み。

首を右側へ向けようとすると痛い。

一年半前、十二指腸潰瘍と診断され、みぞおち付近に痛みあり。

冷えが強く、ふくらはぎやすね、足の裏まで攣（つ）れることが多い。

「３年前、ある整体の先生から、骨盤と股関節のゆがみがひどく、普通に生活しているのが不思議なくらいだ。いつ何を発病してもおかしくない・・・といわれました」

というだけあって、乳児期から額のケガ（乳母車の転倒）、右足首の火傷、左ひじ・膝の捻挫、右手首の骨折、十二指腸潰瘍などあちこちを傷めている。

Ｈ１５．１．７日来院。

手先の冷えが特に強く、首が左傾しており左側の半分も（右へ）ねじれない。

股関節、特に右側に強度の前方転移。脊柱に逆Ｓ字側湾。

ＳＬＣＷ・Ｕ。仙椎にダウン。

週２回ペースで１０回。以降週１ペースで１５回くらいを目標にとのＢＣ。

体全体が硬く足首回しやかかと捻転がよく入らない。

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１．１７日。首から右肩甲骨へかけて痛みが出てきた。

１．２４日。腰椎３～４番付近に痛みが出てきた。

２．３日。首の左傾がかなり改善されてきている。

２．８日。今日で１０回目だが、本人の希望と、再度のＢＣで、現ペースでの施術をつづけることに。

２．１８日。伏臥位での右向きが、だいぶ楽にできるようになってきた。

臀部付近に多少のぴくつきが出るものの、踵捻転や、下肢牽引捻転も楽にできるように。

このころから、術後もなかなかそろいきらなかったＳＬが、最後に足首回しや仙椎修正を加えることでほぼマイナスとなるようになってきた。

３．１７日。これまでＳＬは１／３～１／２。仙椎はアップダウンを繰り返していたが、以降はダウンで安定。

４．８日。今日で、初回から数えて２７回目。

首の左傾が無くなり、左右の向き比べも差が無く、痛みもなくなっている。

「２５年間つづいていたのに！！」と、本人もびっくりしていた。

股関節の前方転移もほぼ改善され、からだ全体の硬さも取れてきたが、まだＳＬもダウンもある。

メンテナンスをかねての定期通院を勧める。

＊以降数回の来院があるも、仕事が忙しいということで中断。その後転勤となったようで、気になる患者さんの一人です。

首の痛みで、毎日が苦痛

Ｕ・ルリ子さん（Ｓ２７．８．２１生・女・ゴルフ場キャディー）

５～６年前から、頭、首肩、手首、腰に痛み。

病院では、頚椎が少しずれていると言われた。

月に一度、カイロプラクティックに通っているが、よくならない。

Ｈ１４．２月２０日来院。

「特に左の首周りが、常時痛くてうっとうしくて、毎日が辛い・・・」

ＳＬＲ１／３。仙骨にダウンがあり、聞けば１５～６年前にスキーで転倒し、骨盤をずらしたことがあるという。

股関節、左前方・右後方の転移あり。

仙骨のダウンをとってから基本療法。若干の頚椎修正。

２月２３日。「たった一回しかやって無いのに、すごく楽になっています！」

ＳＬ・Ｒ１／５。仙骨アップに変わっている。

股関節模擬は正常・左の前方転移のみ。

２月２７日。３回目。

「おかげさまで、すごく楽です。３月から（転職のため）研修に入るので、しばらく休みます。落ち着いたら、また電話しますね」

＊バランスチェックでは、週１ペースで、あと７回の施術が必要と出ており、その旨を伝えておいたが、今日（Ｈ１９１１月）まで再来なし。

★仙骨にダウン：仙骨にダウンがある患者さんの場合、そのダウンが修正されると、諸症状が一気に改善することも多い。

首・膝の痛み

Ｎ・Ｓさん（Ｓ．３８．７１５生・女・教育研修講師）

前述、「首の痛みと手の震え」のＮ・Ｙさんの妻。

１２～３年前から、疲れ、寝不足、体が冷えたときなどに、首が痛くなる。病院では、首が直立している（ストレートネック）といわれた。

２～３年前から、時々膝も痛む。

２月８日、ご主人の施術日に同伴来院。

ＳＬ・Ｌ１／３。ＣＣＷ・Ｄ。脊柱、逆Ｓ字側湾。

股関節、左右とも後方転移。Ｏ脚４Ｆ（子供のころから転びやすかった）。

バランスチェックでは、１０回の施術でかなり改善できる・・・と。

Ｏ脚に対して、伏臥位での膝ローリング。

２．１２日。ＳＬ・Ｒ１／４。

「以前よりも座りやすく、立ちやすくもなっている。右足に痛みが出て、その痛みがあちこち動いている」

３，１日。ＳＬマイナス。

側湾、かなり改善している。股関節の転移なし、Ｏ脚も改善が見られる。

３．１７日。１０回目。

わずかに側湾が残るものの、首膝ともに「自覚症状はなくなっている。」

以降、何度かの施術を経て。

５月１８日。術後、右肩甲骨内縁部に痛み。

バランスチェックで、６時間後に、痛みは消失する・・・と。

５月２５日。「前回の肩甲骨の痛み、本当に６時間で痛みは消失しました！」

＊以降ご主人とともに東京へ、転出。

★６時間後に・・・：施術後に本人が痛みを訴えてきたような場合であっても、バランスチェックで、さらに施術すべき体の部位や、手法があるか等をを調べ、「なし」とでた場合には、勇気を持って施術を終了する。

このような場合は、本人の脳が感じている違和感（痛みの残像）であることが多い。違和感であるなら、時間の経過で取れることが多い。すべては、バランスチェックで判断する。

首の痛み・手の震え

Ｎ・Ｙさん（Ｓ．２９．１２．１生・男・教育研修講師）

数日前から、肩が張って、首が痛む。左手の手首から先が、震える。

３０年以上前に、柔道で、首を傷め、頚椎がずれている。柔道では、ほかに二回、左肩をひび割れと重度の打撲経験あり。

７年前に、外国滞在中、首に激痛。そのときは現地の医師の治療で、３週間ほどで治った（前述の頚椎部分のずれだった）。

平成１４年２月３日来院。

「特に、朝起きたとき、前述の国外での首の痛みと同じ様な激痛が走る。左手の震えは、ほとんど一日中。」

ＳＬ・Ｒ１／３。ＣＷ・Ｄ。冷えが強く、足湯前のＳＬはＲ１Ｆ。首が右屈。頚椎から腰椎まで脊柱全体が波打つように彎曲。伏臥位では、首にもぴくつくような震え。

バランスチェックで、施術の可否、および改善の可能性を探る。

施術は可。

当面週２回ペースで１２回以上。その後週１回ペースで１２回以上という、大まかな目安を確認。

基本療法主体の施術と応用手技の一部を、ごくソフトにおこなったのみだが、術後、上半身が、すごくらくになった！・・・と。

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２月６日。ＳＬ・Ｒ１．３Ｆ。

「夕べから腰（特に右坐骨付近）に痛みが出て、動けないほど！」

バランスチェックでは、昔の柔道時代の体の状態の再現。

施術後、腰も楽になる。

２月８日。伏臥位での首のぴくつきが薄らいでいる。

２月１５日。「左手首の震え、だいぶ収まっているが、荷物を持ったりしたときにまだ震える。」

２月２１日。今日で６回目。ＳＬＲ１／３．仙骨初めてアップとなる。

「なんだろ？左の肩と・・・足にも痛みが出てきた！」

マスキングされていた過去の現象が、いろいろと出てくることがあるんですよ、と説明し、安心させる。

首のぴくつき無し。

「家にいるときも、ほとんど首を振らなくなっています！」と、同伴の妻。

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以降、仕事を優先で、４~５日おきの来院。

ＳＬの大小や、仙骨のアップダウンを繰り返しながら・・・

３月３０日。１３回目。ＳＬ・Ｒ１／４。手の震え、首の震え、ともに消失。

「特に意識する辛さは無くなりました」

＊以降、左肩、首などに若干の痛みを訴えることがあるも、そのつど対処。

５月２５日。今日で２４回目。

「おかげさまで、（以前より）ずっと楽になっています。仕事の都合で、東京へ転居します。お世話になりました」

★施術の可否：赤ひげ塾グループの施術院では、新規の患者さんが見えた場合、自分の技量（=バランス活性療法）で、施術をしてもよいかどうか？、を真っ先にバランスチェックします。もし、不可と出た場合には、勇気を持ってお断りするか、他の医療機関を受診されるようお勧めしています。

★東京へ転居：数年後、サプリメントの販売会社を立ち上げたと、挨拶に見えられましたが、元気に新事業に取り組んでおられるようでした。