週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#145 -’17. 別荘の憂鬱

2017年05月22日 17時02分01秒 | 別荘生活
都会と田舎に居を構えれば出費も嵩むし、色々と気苦労も生じる事は致し方ない。
ストレス解消として絶大な魅力を秘めて居た時なら、別荘の出費も気苦労も何ら問題にならない。
時と共に別荘に関する考え方も変わり、今回の峠の我が家から帰宅して感じた別荘の憂鬱をアップしてみる。
因みに別荘の憂鬱など今まで思った事もなかった。
今回、突然そんな言葉が脳裏に浮かんだのである。
現役世代には通用しない365日お休みの我が身と同じ境遇の人に当てはまる場合があるといった程度の事である。

別荘、何と響きのいい言葉なのだろうか。
でも実際は根っこの生えた住まいに他ならない。
お手伝いさんなどを雇える特別なお宅は別として、一日三食家内は台所に立たなければならない。
全く台所に立たない自分なので家内の憂鬱な事があるのかは分からない。
今回の事は炊事とは関係ない完全に自分の視野に立った視点からのスレッドである。

その視点とは『形として存在する物は必ず壊れたり、消失すると言う事実である。』

今回の直接の原因は風呂場からの水漏れである。
外で作業をしていて、見るとはなしに水が滴り落ちる事に目が留まった。
水抜き水通しを行うボイラーの配管の下の方のパイプを巻く断熱材の所からヒーターの配線が出ている所からである。
最初は、ボイラーに直結する二本の太いパイプからだと思ったほどである。
そのには三ケ所のバルブがある。
其処を開けて閉めてみたが水の流出は収まらない。
量的にはポタポタが早い程度であるが、視線を上にあげると黒いビニールテープの所からであった。
其処からはヒーターの配線が出ている。
室内に入り、ボイラーの設置してある一番近い床下収納庫を外して脚立を立てて降りてみた。
お風呂場の下コンクリートに水か溜まっているではないか。
その水の逃げ場として断熱材の所から外部に出ていたのである。
ランプで照らしても正確には何処が原因の場所か特定できない。
コンクリートに滴り落ちる所は分かるがどこから伝わってくるのは正確には特定できない。
16年経つから壊れる所など出ても致し方ない。
その他の場所でも二ヶ所程、問題点が出ているので修理など依頼せねばならない。
そんな事を考えると帰宅してから憂鬱になったしまった。
お風呂の水漏れは必ず修理せねばならない。

その他の二ヶ所の内の一ヶ所はトイレである。
INAX(今はリクセル)のシャワー・トイレが点検時期の到来でスイッチが点滅している。
故障はしていないが、点検するまで点滅が点灯に変わらない。
此れも、心理的な負担になる。
後の一ヶ所は台所の排水が外部の集合桝に通じる所で配管が外れたようだ。
凍結深度より深いとこに埋めてあるようだが、以前にも一度壊れて修理してもらった事がある。
今回は、昨年の秋に気が付いたが、冬になるのでそのままにして春に修理する事にした。
今回の、風呂場の水漏れとこちらの排水管の修理依頼で頭がいたい。
形のあるもの外的な力など加えずとも、経年変化で壊れるのは致し方ないと思うが、その為に時間を割き、金銭的な出費が嵩み、渉外せねばならぬのが鬱陶しいのである。

鬱陶しいと思えば思う程、心に闇雲が覆いだすから前向きに考えた方が良いのは確かだが、自然にこの事に気が行ってしまうのである。

理解していても、やっぱり憂鬱で有る事に変わりがない。





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6 コメント

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別荘の維持管理は大変ですよね (しゃちくん)
2017-05-22 17:23:47
うちは房総半島の温暖な地域に父が建てた別荘を所有してますが海風による建物の傷みが激しく外部の全面塗装をしたりと出費も大きかったです。兄妹で共有してますが兄もそろそろ売却を検討しようと言い始めてます。

設計事務所時代は軽井沢に数棟別荘を設計しておりますが寒冷地は設備廻りのトラブルが多いのですよね。

原村は八ツヶ岳の登山口ですよね。昔は夜、車で出発して車中泊をして赤岳を目指したのは懐かしい思い出となってます。
Unknown (たてしな白犬)
2017-05-22 19:18:16
浴室の水漏れ大変ですね。
我が家も油断して浴室からキッチンまで水栓とバルブが凍結破損したことがありました。
今回の件おそらく今年の春の急な寒冷化で配管などが凍結破損したかと思われます。
浴室がユニットバスであれば水栓下点検パネルや浴槽腰パネルを外してみれば漏水箇所がわかると思います。
稀にユニットバス周りは断熱がとれていたり、ヒーターが来ていないことなどもあります。点検口から見える範囲だったら簡単に治ります。ご健闘を祈ります。
お風呂はユニットです。 (原村)
2017-05-22 22:30:13
こんばんは、たてしな色犬さん。

我が家のお風呂は壊れた時簡単なのでユニットバスに限りますと言われました。
今まで、水周りでは大きな被害はなかったのに何故か今回はショックが大きいです。
建物の引き渡しを受けた時、設備会社の方から水抜きも完全に行っている筈ですが、ヒーターなど経年劣化で故障していたのかしれません。
修理した後、ヒーターなどの更新もしなければならないと思っています。
少し長期滞在して問題点を総点検する時期かもしれません。
維持管理をしっかりする事が楽しい原村生活を生むのかしれません。
ありがとうございます。
海と言えば (原村)
2017-05-22 22:34:23
こんばんは、しゃちくんさん。
温暖な房総半島半島は湘南とは違って長期滞在型の海だった記憶があります。
遠浅の内房と波の強い太平洋の九十九里浜。
父が茂原に引っ越した頃、未だ子供が小さくて父の所に宿泊して良く外房の海に行きました。
今でも父の家は有りますが、世間と同じで空き家になっている次第です。

原村で経験した最低気温は-19℃でした。
寒冷地では水周りの故障は多く発生しますが、経年変化で設備の劣化もあると思っています。
10年目には給水パイプのヒーターの検査を実施しました。
年々、掛ける経費が勿体無いと感じてきているのかもしれません。
それが、設備の更新を遅らせて憂鬱を生じさせる元かと。

原村な南アルプスの男性的な登山ルートの出発地が二ヶ所あります。
自分も南八ヶ岳を中山峠の方まで縦走したことが有りました。
新宿のアルプス広場で夜行列車を待つのも楽しかった事を思い出しました。
今では考えられませんが。
猫ちゃんの活動などご苦労さまです。
う〜む(u_u) (ピアノ)
2017-05-23 11:25:28
こんにちは、お久しぶりです😅
「別荘の憂鬱」
原村さんの別荘ブログでは、いつも考えをまとめる参考にさせていただいております。
時間的、金銭的、そして精神的余裕がないとやはり大失敗しそうです。
我が家は今年退職かと思っていましたらまだ6年は先になったというので、白馬もまた先になりました。私は今の家を子どもに渡して白馬に移り住むのが夢なのですけれど、体力的にも余裕がなくなりそうです😢でもでもね、夢は持ち続けなくちゃと💪
ポジティブに (原村)
2017-05-23 16:30:54
こんにちは、ピアノさん。

物は考えようだと思いますが、最近の利用頻度の低下が示すが如く熱意が失われつつあるのかもしれません。
金曜日の夜を楽しみに指折り数えていた頃は、こんな程度の事は何の心理的負担になりませんでした。
人間は勝手な物かもしれません。
熱が冷めれば、朽ちていくのが現実かとも思う次第です。
私も大好きな白馬。
スキーにも車を運転して大学時代に友達と妹と三人で行きました。
白馬の近くの学生村にも夏には行きました。
長野は大好きですが、最近遠くなりつつあるのが現実です。
総て、心の思うがままかもしれません。

素敵な白馬ライフを過ごす事を。
民泊など併用するのも良いかも。

いつもコメントありがとうございます。

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