週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

§ 気になるニュースから(京都アニメ火災&選挙妨害)

2019年07月19日 05時57分36秒 | その他
〇京都アニメ火災から
非常に沢山の方が一人の方の放火から命を落としたようである。
犯人の心の中にそれほどまでの憎しみを植え付けたのは何だったのか?
憎しみを心の中で培養して大きくせずに小さくしていく方策や憎しみ自体の芽を摘む心を作るのはどうすれば良いのだろうか?
事実関係が分からない状態では何とも言い難いが、言わずにはいられない。
この火事の災難で前途ある有為な若き人々が亡くなった事に対し心より哀悼の意を表します。

〇選挙妨害
朝日新聞デジタルの記事の引用です。(廃刊になるべき新聞と思っていますので他社の記事をネットで探しましたが見つかりませんでしたので引用元とします。)
「選挙妨害か確認中」と道警見解変える ヤジの市民排除」
札幌市で安倍晋三総理の街頭演説中にヤジを飛ばした市民を警官が取り押さえて排除した行為について、北海道警は17日、聴衆同士のトラブルを防ぐための通常の警察活動だったと説明した。当初は、ヤジが公職選挙法違反(選挙の自由妨害)にあたる「おそれがある」としていたが、「事実確認中」と見解を変えた。


演説者が総理に限らず、政見の演説を妨害することは是とされるべきなのでしょうか。
選挙演説でない場合、一般的には一市民が自分の考えなどを発言することに対し国家権力(ここでは北海道警察ですから国家権力では無く地方自治体なので公権力と言うべきかも。)が表現の自由に対し制限する事として問題がありそうに形式上は見えます。
しかし、その実態は演説者の表現を妨害しているにしか過ぎません。
大切な民意を国会や地方議会に反映する選挙活動に於いてその判断材料を奪う行為です。
先の衆議院選挙などでも特定の集団に属すると思われる一部の人々のヤジや怒号や同一プラカードなどに依って演説が妨害されました。
これは、憲法に保障する基本的人権の表現の自由と呼べるものでしょうか?
私個人としては甚だ疑問です。
(第21条1項では『 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する 』 と定めている。
 この表現の自由は、個人の自己実現とともに、民主政治を支える重要な自由でもある。 表現の自由は内心の自由とは異なり、個人の自由や権利との関係で 「 制限 」 が必要とされる場合がある。
プライバシーの保護や公共の福祉の為に最小限の制約を是としている。
しかし、選挙運動時での運動妨害にも民主主義を否定するものとして活用すべきであると思わずにはいられない。
選挙ポスターを剥がす事とと、選挙運動(選挙演説)を妨害することは民主主義に対する挑戦であり何ら法的に保護されるべき自由ではないとの社会通念が醸成されるべきである。
自説と異なるからと演説や表現を妨害することが本当に良い事なのであろうか。
社会として、公権力の介入をまたずに自発的に妨害活動が起こらない事が最善の社会と思うのだが。
その前段階として、形式的ではなく本質的な成熟した民主主義の世の中になるまでは排除すべきであると強く感じる。
(朝日新聞は憲法で保障された表現の自由を公権力が犯したとの立場のようである。)


今朝のヨーグルトです。



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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
表現の自由 (雨あがりのペイブメント)
2019-07-19 08:36:18
 全く同感です。
選挙演説や講演会などには、真剣に聴こうと集まる聴衆も多くいます。
 その人たちの気持ちを無視する行為は、「自由」のはき違いと思います。
 今さら言うまでもなく、保証された自由という権利を施行することは、この権利を守るための「義務」、つまり他者に迷惑をかけないというルールを守ることによって成立することと思います。権利と義務は表裏一体でどちらが損なわれても成り立たないと思います。
 今回のことは、「表現の自由を公権力が侵した」事にはならないですね。
  よい記事を読ませていただきました。ありがとうございました。
ご返事は追って。 (原村)
2019-07-20 22:36:06
雨上がりのペイブメントさん、コメントありがとうございます。
東京に戻ってからご返信ありがとうございます。
表現の自由 (原村)
2019-07-21 13:21:09
こんにちは、雨上がりのペイブメントさん。
「選挙演説や講演会などには、真剣に聴こうと集まる聴衆も多くいます。
 その人たちの気持ちを無視する行為は、「自由」のはき違いと思います。」私も全くの同感です。
自分の意に沿わない事を表現の自由の下でのはき違えの理論で正当化することは絶対に許すことが出来ないと思っています。
選挙の街頭演説で述べている論旨に賛同せず是としない人は、他の候補に投票すれば良い事の筈です。
総ての意見が制約なく述べる事ができ、適正な判断を各々個人個人が自由意思に従い投票する大事な選挙活動だと私も思います。
それを、表現の自由とのはき違えた選挙妨害は許すことができません。
共産党などに対して右翼が街頭活動として個人で選挙妨害のヤジを飛ばす行為も許されるのでしょうか。
公権力に異論を述べるにしても、選挙活動としては問題があると思わずにはいられません。
このような事を言う記事とアップすると読者がいつも減ります。

嫌味なスレッドも気にせずに時々アップしますので、よろしくお願いしたします。
コメント頂きその上賛同頂き、ありがとうございます。
読者が減る記事 (雨あがりのペイブメント)
2019-07-28 22:28:47
 小生が書きたい記事の中に、「政治的な関心のある内容」、「原発問題」などありますが、こういう記事は本当に読者が減ります。
参院選の関連記事で「2019年参院選」として①~④まで、結構熱を入れて書きましたが、小生の想いとは別に読者は減りました。
 「ブログ」の性格上仕方のないことなのでしょうか。それとも、関心の低さを嘆くべきなのでしょうか。
 迷いながらも、選挙も原発も折に触れて書きたいと思ってはいます。
議論と個人否定は違うはずですが、 (原村)
2019-07-29 18:46:14
こんばんは、雨あがりのペイブメントさん。

議論を好まない日本人の特性かと思う次第です。
単一民族で阿吽の呼吸で議論をしない事をよしとする社会的なコンセンサスなのかもしれません。
多様性を叫ばれるようになった日本ですが、その実態は変わっていない感じです。
ダイバーシティを叫ばれるようになった日本ですが、日本人は変わらないと思います。
100人いれば100通りの意見があっていい筈ですが、自分の価値観などと異なる事が許容できないのかもです。
勿論、異なる考えに対し個人的な攻撃をする意見は好みませんが、違った意見だとしても個人的な人間性を攻撃するものではないと思っています。
考え方が異なるからこそ多様性のある包容力のある社会が出来ると思っています。

読者が減る事も増える事もそれほど気にしていませんが、来るものは拒ます、去る者は追わずの心境で対処しています。
基本的にはこちらからはフォローせず、フォローされればフォローするとの立場をとっています。

でも、確かに政治的な嫌味の記事を載せると減ります。
基本、言いたい事言いたいですが、これでも遠慮してアップしています。

いつもコメントありがとうございます。
議論と個人否定 (雨あがりのペイブメント)
2019-07-30 18:14:43
 議論をしていて、相手の意見と反対の意見を言うとその後が続かず黙ってしまう。
 挙句の果てに、会議が終わってから、陰口をたたく。そんな不快な思いを何度も経験しています。
 会議は仲間作りではないのですが、そのことを理解していただけない。
こういう土壌では、なかなか会議の運営を遂行するのが難しいのですが、雑談を交えながら、脱線を繰り返しながら会議を勧めると、うまくいく場合が多々ありました。
 再度のコメントにお答えいただきありがとうございました。
見聞を広め議論する重要性 (原村)
2019-07-31 17:09:25
こんにちは、雨あがりのペイブメントさん。

異なる意見を言うことが相手の価値観を否定すると採る傾向が日本人にはあるかもです。
「議論をしていて、相手の意見と反対の意見を言うとその後が続かず黙ってしまう。」建設的な議論が出来ない事は視野を狭めるだけだと私も思います。
「会議が終わってから、陰口をたたく。そんな不快な思いを何度も経験しています。」日本人には一番多くて卑怯なタイプですが多いのが残念です。
最近は、企業での会議では減ってきていると思いますが難儀されて様で、ご苦労様です。

企業に於いて、実益の伴わない良いねマークのシャンシャン会議では時によっては企業活動自体立ち行かなくなることもありそうな気がします。
多様性との言葉のみ先行して実行が伴う事の無い日本には、良い面もありますが、基本自分の価値観とは合いません。
過去のスレッドで単一性(没個性)でアップしたものがありますので、時間がある時にもでも覗いてみて下さい。
https://blog.goo.ne.jp/akagera63363556/e/aab62bf2e1c81f88604b1e310007d9e6
いつもコメントありがとうございます。

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