週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#217 -’09. 忍茶屋&忍庵

2009年08月27日 00時00分01秒 | 温泉&宿
鐘山苑で抹茶をご馳走になった後、庭園の中にある忍茶屋にお邪魔しました。
暖かく、甘ったるい麹の入った甘酒はドウシテモその食感が好きになれず殆ど口にしませんでした。
それでも、最近少し口にする事が出来るようになりました。
その甘酒のサービスを受けた忍茶屋です。
此処では冷たく冷やされていた成果、甘味も弱く感じ美味しかったです。
場所的には日本庭園の中の少し小高い所にあります。
提灯が気に入りませんが、味、佇まい、景色は良かったです。
翌朝、ウッドデッキから見た木々が自然の織り成す額縁の如くの景観を呈し、その先に富士が収まっていました。
感動を覚えるほどでした。




忍茶屋の先に母屋が何棟か見えました。
その母屋には忍庵と名がふられていて、「自由におくつろぎください。」と。



色とりどりの草花が咲いている訳ではありませんでした。
それなのに美しき綺麗に感じる佇まい。
入り口の手前には縁台が二つほど置かれていました。
京都なら朱色の布が敷かれている所ですが、此処はくつろぎの空間と言う事で、商売抜きの空間を感じました。



落ち着いた部屋の隣に次の間が。
その先には、庭を挟み次の棟が。




飾らない、物を置かない。
置く物は只一つ、訪れた者の心の足後を記したノートのみ。
実際は少しおかれていますが、そんな心意気を感じる素敵は書院造りの間でした。



足跡を残してくれば、何年か後に訪れた時の思い出になったのに・・・。



日本の気候は基本的に高温多湿と言う事でしょうか。
日本の風土に合った清清しい風が流れたいました。



廊下の先を見下ろすと素敵なお庭が。



隣にも別の棟が。
無駄な空間。
無駄な時間。
その無駄がくつろぎを与え、心に安らぎを与える大切さを感じさせてくれる空間でした。
資源の無駄は困りますが、無駄な空間と無駄な時間ほど贅沢なものはないかも。



庭から見上げた忍庵です。



我が家でも咲いていたコオニユルです。
人工的に手が加えられて居る筈のここに大変マッチしていました。
不思議なもんです。



渓流を挟んだ反対側に抹茶を頂いた清流庵がみえました。
コメント
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